世界遺産・黄金に輝く「金閣寺」の歴史と見どころを分かりやすく。
金閣寺は京都市北区・大文字山の近くにある臨済宗相国寺派のお寺です。金閣寺という名前は通称で正式には「鹿苑寺(読み方:ろくおんじ)」と言い、金閣寺と鹿苑寺に違いはありません。周りを池に囲まれた黄金の建物
また、金閣寺はその歴史の中で数々の不運に見舞われ、焼失と再建を繰り返してきました。 応仁の乱の際には数多くの建物が焼失しましたが、江戸時代には再建、元の姿を取り戻しました。 ただ明治になると廃仏毀釈 (はいぶつきしゃく/明治維新の神仏分離により起こった仏教破壊運動のこと) の令が発令され再び窮地に。 しかし舎利殿の美しさを利用し、境内を一般公開することで、拝観料によって経済基盤を確保していきました。
しかし1950年(昭和25年)、金閣寺はまたしても舎利殿が放火による火災で焼失。 国宝の足利義満木像など、多くの文化財も焼失してしまいました。 ただ、明治時代の解体修理時の詳細な図面が残っていたため、事件から5年後、1955年には焼失前とほぼ同じ状態で復元されました。 現在の建物はこの時復元されたものです。
歴史年表 足利義満が金閣寺の前身である北山殿を建設。 足利義満が北山殿で死去。義満の死後、寺院として鹿苑寺と改称。 僧侶の放火により金閣が全焼。 金閣が再度修復され、金箔の貼り直しなどが行われる。 金閣寺がユネスコ世界遺産に登録される。金閣寺の見どころ
格式の高さをうかがわせる「総門」よく見るとこの門の土壁には5本の白い線が描かれているのですが、この線は「定規筋 (じょうぎすじ) 」と呼ばれるもので、御所や寺院の格式の高さを表しています。 この線は3~5本の3段階あり、金閣寺の5本の線は最高位の証。つまりこの線は金閣寺が格式高い寺院である証拠なんです。
「生き物を殺してはいけない」 「盗みをしてはいけない」 「不正をしてはいけない」 「嘘をついてはいけない」 「お酒を飲んではいけない」
雪や紅葉が映える!金閣寺の象徴「舎利殿 (しゃりでん) 」金閣寺の見どころと言えば、やはり金閣寺という呼び名の由来になったとされる黄金に輝く建物「舎利殿 (しゃりでん) 」、 その輝きはいつもピカピカで美しく、汚れ一つ見当たりません。 舎利殿は3層構造になっていて、1層~3層までそれぞれ違った造りになっているのが特徴です。
まず1層目(1階)は寝殿造り。 寝殿造りは平安時代の貴族の邸宅に多く使われた建築様式で、当時栄えた華やかな北山文化がうかがえます。 中には宝冠釈迦如来像 (ほうかんしゃかにょらいぞう) や、足利義満像が安置されています。
舎利殿の前には「鏡湖池 (きょうこち) 」という池が広がっており、 池に映る舎利殿(金閣)の姿は「逆さ金閣」とも呼ばれ、晴れた日には池に映る金閣の美しい景色を見ることができます。
夕日に映える金閣を望む茶室「夕佳亭 (せっかてい) 」金閣寺にある茶室の「夕佳亭 (せっかてい) 」。 臨済宗の僧侶である「鳳林承章 (ほうりんじょうしょう) 」が、「後水尾上皇 (ごみずのおじょうこう) 」のために、茶道家の「金森宗和 (かなもりしげちか) 」に命じて造らせたとされています。
京都三松の1つ「陸舟の松 (りくしゅうのまつ) 」総門から少し進んだところ、方丈という建物の北側にある「陸舟の松 (りくしゅうのまつ) 」。 足利義満が自身の盆栽をこの場所に移植したものだとされています。 帆船のような形をしていることから陸舟の松と言われているそうで、その美しさから京都三松の1つとして知られています。
金閣寺の隠れたパワースポット「安民沢 (あんみんたく) 」と「白蛇(はくじゃ)の塚」夕佳亭の西側に位置する「安民沢 (あんみんたく) 」。 周りを樹々に囲まれた池で、その中心に浮かぶ小島には「白蛇 (はくじゃ) の塚」という五重の石塔が建っています。
とにかく有名な金閣寺は正午近くなると大変混雑し、境内は一方通行でゆっくりカメラ撮影などが難しくなります。 混雑を避けてゆっくり観光するなら、前日ホテルに宿泊、前乗りして、朝イチで金閣寺へ訪れると快適です。 金閣寺近くの宿泊施設は下記リンク先で確認してみてください。
金閣寺周辺のグルメスポット!ランチならココ!
京都 権太呂 金閣寺店金閣寺から龍安寺を経由し、仁和寺まで続く観光道路「きぬかけの路 (みち) 」。 そのきぬかけの路に面した場所にあるのが「京都 権太呂 金閣寺店」です。
どのお料理も美味しいですが、中でもおススメなのが金閣寺店限定の「ゆばあんかけそば御膳」。 鶏肉・たけのこ・しいたけ・かまぼこ・蕎麦が大きな生湯葉で包まれ、とろりとした優しい味のあんがかかっています。 生湯葉と蕎麦を一度に楽しめる、京都らしい一品です。 他にも親子丼やうどんなど、ランチにぴったりのリーズナブルなメニューも。
【店名】京都 権太呂 金閣寺店 住所:京都市北区平野宮敷町26 電話番号:075-463-1039 営業時間:11:00~21:30(ラストオーダー21:00) 定休日:水曜日
おむらはうす 金閣寺店またこちらのおススメは「とろ湯葉オムライス」。 こちらはちょっと変わり種のメニューで、なんと中のライスはひじきごはん! そのごはんをふわふわの卵で包み、生湯葉をたっぷり使用した出汁ソースをかけて食べる、和風オムライスになっています。
【店名】おむらはうす 金閣寺店 住所:京都市北区衣笠総門町10-9 電話番号:075-462-9786 営業時間:11:00~15:30 定休日:月曜日(祝日は除く)
金閣寺 いただき金閣寺正門から南へ歩いてすぐ、観光道路東側にある「金閣寺 いただき」。 京野菜を使用した本格的な洋食が、気軽にお腹いっぱい楽しめると人気のお店です。 外観も店内もアットホームな雰囲気で、観光の際にも立ち寄りやすく、くつろげる空間になっています。
金閣寺に近いことから観光客が多いようですが、地元の人にも長年愛されている場所なんだとか。 チーズハンバーグやエビフライ、ズワイガニのクリームコロッケ、奥丹波鶏のからあげなど、人気のメニューが一度に楽しめる「洋食盛り合わせ」や、3週間かけて仕込んだデミグラスソースが絶品のハンバーグに日替わり料理が付いた「日替わりランチ」などがおススメ。 セットにはすべてごはんとお味噌汁か、パンとスープのどちらかが付き、ボリュームにも大満足です。
【店名】金閣寺 いただき 住所:京都市北区衣笠馬場町30-5 電話番号:075-465-9102 営業時間:<平日>ランチ:11:30~16:00(ラストオーダー15:15)/ディナー:17:30~21:00(ラストオーダー20:00) 定休日:月曜日・第4火曜日
PumeHana Cafe (プメハナカフェ)「PumeHana Cafe」は、京都市営バス「わら天神前」バス停から徒歩約5分、金閣寺にもほど近いところにあるハワイアンカフェ。 金閣寺の近くでハワイアン?なんて少し意外な感じもしますが、外観から内装までこだわったお店はハワイの雰囲気があふれていて、ゆったりと落ち着ける場所になっています。
またスウィーツも充実していて、ふんわりもっちりした生地にたっぷりのクリームが乗った「パンケーキ」や、ハワイのヘルシーデザート「アサイーボール」などが人気。 どれもボリュームがあるので、いくつか注文してみんなでシェアして食べるのもいいですね。 金閣寺の散策で疲れたら、気分を変えて本場ハワイの雰囲気に癒されてみては?
【店名】PumeHana Cafe(プメハナカフェ) 住所:京都市北区衣笠北高橋町2 電話番号:075-462-2650 営業時間:11:00~17:00 定休日:日曜・祝日(第4月曜日)
蕎麦酒房 櫟 (そばしゅぼう いちい)金閣寺から徒歩約8分、わら天神前バス停からは徒歩1分ほどの場所にある「蕎麦酒房 櫟」。 白と黒を基調とした外観、和モダンなインテリアで統一された内装で、しっとりと落ち着いた雰囲気になっています。
また鴨も鴨肉で有名な大阪・ツムラ本店から新鮮なものを毎日直送。 鮮度バツグンの鴨を使用した鴨鍋や鴨しゃぶは、臭みもなく肉はやわらかで絶品なんだとか。 金閣寺を訪れた際には、ぜひ立ち寄りたいお店です。
【店名】蕎麦酒房いちい 住所:京都市北区平野宮西町62 電話番号:075-286-8286 営業時間:(ランチ)11:30~14:00(ディナー)18:00~21:00 定休日:木曜日
御朱印
受付時間9:00~16:30で、「舎利殿」「石不動尊」の2種類の御朱印が頂けます。 ただし「石不動尊」は書き置きのみとなっています。 朱印料(初穂料)は1体300円です。
金閣寺の境内図
路地情報
鹿苑寺(ろくおんじ)/金閣寺(きんかくじ)路地名 鹿苑寺(ろくおんじ)/金閣寺(きんかくじ) 住所 〒603-8361 京都市北区金閣寺町1 最寄駅 アクセス 【バスでのアクセス】 金閣寺行きのバスは本数が多くアクセスの仕方もさまざまですが、基本的には「金閣寺道」バス停で下車するか、もう一つの最寄りバス停「わら天神前」バス停で下車するかのどちらかになります。 ・京都市営バス「京都」駅「B2」のりばより、101系統に乗車。「金閣寺道」バス停で下車。 ・京都市営バス「京都」駅「B2」のりばより、111系統(二条城・金閣寺Express)に乗車。「金閣寺道」バス停で下車。 ・京都市営バス「京都」駅「B2」のりばより、50系統に乗車。「わら天神前」バス停で下車。 ・京都市営バス「京都」駅「B3」のりばより、205系統に乗車。「金閣寺道」バス停で下車。 ・西日本JRバス「京都」駅「JR3」のりばより「立命館大学経由 高尾・栂ノ尾行き」に乗車。「わら天神前」バス停で下車。 ※金閣寺へは金閣寺道バス停から徒歩約3分、わら天神前バス停からは徒歩約10分となっています。 ※いずれも料金は230円です。
【電車でのアクセス】 ・JR京都駅で地下鉄烏丸線「国際会館行き」に乗車。「北大路」駅を下車し、地下にある駅直結の北大路バスターミナルで京都市営バスに乗り換え。 (「F」のりばから101/102/205系統、もしくは「G」のりば204系統のいずれかに乗車)「金閣寺道」バス停で下車。(京都駅からの所要時間は約30分。料金は490円) ※電車を利用して行くことも可能ですが、最寄り駅から金閣寺までは距離があり徒歩で行くのは難しいため、できるだけ市バスを利用して行かれることをおすすめします。
【車でのアクセス】 ・大阪、神戸方面から→名神高速道路「京都南」インターから約40分 ・奈良方面から→第二京阪道路「上鳥羽」インターから約30分
【TEL】075-461-0013 【定休日】なし(年中無休) 【拝観料】大人(高校生以上)400円/小・中学生 300円 ※ただし特別拝観時には料金が異なる場合がありますのでご注意ください。 ※団体割引はありませんが、30名以上の場合は団体としてお入りください。
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