漢詩の朗読
頼山陽「天草洋に泊す(泊る)」の日本語朗読です。現代語訳と解説付きです。
泊天草洋 頼山陽 雲耶山耶呉耶越 水天髣髴青一髪 万里泊舟天草洋 煙横篷窓日漸没 瞥見大魚波間跳 太白当船明似月
天草洋(あまくさなだ)に泊(はく)す 頼山陽(らいさんよう) 雲(くも)か山(やま)か呉(ご)か越(えつ)か 水天髣髴(すいてんほうふつ) 青一髪(せいいっぱつ) 万里(ばんり)舟(ふね)を泊(はく)す 天草(あまくさ)の洋(なだ) 煙(けむり)は篷窓(ほうそう)に横(よこ)たわって 日漸(ひようや)く没(ぼっ)す 瞥見(べっけん)す 大魚(たいぎょ)の波間(はかん)に跳(おど)るを 太白(たいはく) 船(ふね)に当(あ)たって 明(あか)るきこと月(つき)に似(に)たり
現代語訳 語句■天草灘 長崎と熊本の間に横たわる海。 ■呉・越 中国江南地方の地域名。 孫子「呉越同舟」参照。 ■水天 海と空。 ■髣髴 ほうふつ。さながら。梅堯臣「夜、隣家の唱うを聴く」に「髣髴梁塵飛」。 ■青一髪 青い一筋の髪の毛。 ■煙 夕もや。 ■篷窓 カヤを掛けた舟の窓。 ■瞥見 ちらりと見る。 ■太白 明けの明星。金星。
解説一度聴いたら忘れられない、勢いのある そして破天荒な書き出しです。声に出すと、とても気持がいいです。 雄大な気分がこみ上げてきます。作者頼山陽が39歳の頃、 九州各地を遊学した時につくった詩です。
作者 頼山陽頼山陽(らいさんよう 1780-1832)。江戸時代後期の漢詩人・儒学者・歴史家。名は襄(のぼる)。字は子成。号は山陽。三十六峰外史。父は広島藩に仕えた儒者(藩儒)頼春水。母は大坂の町医者飯岡義斎の娘静子。安永9年(1780年)12月27日大坂江戸堀に生まれ幼少時は大坂で成長します。
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