【よみっこ】小比企に刀匠がいた 磯沼孝氏・尾川恵造氏に聞く
【よみっこ】小比企に刀匠がいた 磯沼孝氏・尾川恵造氏に聞く

【よみっこ】小比企に刀匠がいた 磯沼孝氏・尾川恵造氏に聞く

「康近」作の脇差を発見 小比企町在住の磯沼孝氏より、『小比企で打たれた脇差が手に入りました』との連絡がありました。 こんな身近なところに刀匠が? 生家のタンスから 事の始まりは、尾川さんが生家(小比企町)を片付けていた時のこと。タンスの中か...

ここに出てくる康近の師匠である正近は、有名な「下原刀」(八王子市:現在の恩方)の刀匠の一人、「安貞」と合作刀を薬王院に奉納している名匠です。 その郷土刀を長年探していたという磯沼氏。なんとその「正近」作の刀もこの直後に入手したとの事。 『弟子の康近の刀が呼び寄せたとしか思えませんね。正近の刀は、遠く広島県で登録されていました。八王子で作られた刀は、関ヶ原の戦い等でもたくさん使用されていますし、全国に広がっていたとしても不思議ではありません。 小比企の鍛冶場があった場所は想像はつきますが明確ではありません。鎌や鍬等を作りながら刀も打っていたのでしょう。 刀の魅力ですか?まずは製法ですね。砂鉄を沈殿法により集めることから始まり、何層にも打ち上げ、別の材料で刃を付け…、世界で最も切れると言われる刀が出来上がります。』と、磯沼氏。

塚本五十馬さん?

この正近作の刀には「賀塚本五十馬君万歳於小比企濤江介正近」と刻まれています。 何かのお祝いの際につくられたのでしょうか。 塚本五十馬さんという名前(江戸時代後期~明治初期)に心当たりの方がいましたら、是非よみっこに連絡(上題字下まで)をお願いします。

雑談の中から

『これって刃がついていて実際に切れるんですか?持つための許可がいるんですか?』という質問に、『もちろん切れますよ。それと、皆さん誤解しているようですが、許可は要りません。刀の登録の担当は各都道府県の教育委員会なのですが、そこで価値があると判断されると登録されます。 その登録証を持っていれば美術品として誰でも持つことができるのです。』と。 また、刀の注文を受けると通常、複数作られ、その中で最も出来栄えの良いものを納めるそうで、落語の「真打」という言葉の由来となっています。

地域情報紙 よみっこ

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