冷却曲線(グラフの見方や凝固点降下との関係、溶質で傾く理由など)
冷却曲線(グラフの見方や凝固点降下との関係、溶質で傾く理由など)

冷却曲線(グラフの見方や凝固点降下との関係、溶質で傾く理由など)

はじめに 【プロ講師解説】このページでは『冷却曲線(グラフの見方や凝固点降下との関係、溶質で傾く理由など)』について解説しています。 冷却のグラフ 冷却時間と温度の関係をグラフで表すと次のようになる。 冷却開始直後であるA-B間は全て気体の

●冷却曲線の見方①a〜b間は液体である②b〜c間はまだ液体である※凝固点で凝固せず、液体のまま冷却されることを過冷却という③c〜e間は固体と液体が共存している※c点で結晶核(結晶のもとになるもの)ができ、一気に固体(結晶)ができる(c〜d間)※このとき温度が急激に上昇しているのは凝固熱が発生しているからである※c〜dで固体ができたものの、まだ全てが固体になったわけではなく、残りの液体はd〜eの間で凝固し固体となる。※d〜eの間で温度が一定なのは凝固によって発生する熱と冷却によって奪われる熱が等しいためである④e以降は完全に固体である

溶質を入れたときの冷却曲線

  • 上で見てきた冷却曲線は「水(溶媒)のみ」のものだったが、それに溶質を加えて“溶液”になった場合、冷却曲線はどのように変化するのかを確認する。
  • 基本的には溶媒のみのときと同じ形をしているが、d′-e′間が右下がりになっているということに注意しよう。
  • これは、溶液の凝固では、溶媒だけが先に凝固していくため、溶液の濃度が増加した結果、溶液の凝固点が降下して液温が下がっていることを示している。

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著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター 数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。 2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営 公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆

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