三纈(さんけち)とは
三纈(さんけち)とは

三纈(さんけち)とは

三纈(さんけち)とは 「ロウケツ」は蝋のひびわれに入った染料の着色模様の美しさが主眼であるが、「ろうけち」は、蝋のひびわれ模様のできているものが失格品とされている。 防染のため高価な蜜蝋を用いたのであるから、このことは当然で、現在残されている「ろうけち」に「ロウケツ」のような、ひびわれ模様のあるものもあるが、これなど失格品のため愛用されず取残されたものといえよう。

「ロウケツ」は蝋のひびわれに入った染料の着色模様の美しさが主眼であるが、「ろうけち」は、蝋のひびわれ模様のできているものが失格品とされている。

防染のため高価な蜜蝋を用いたのであるから、このことは当然で、現在残されている「ろうけち」に「ロウケツ」のような、ひびわれ模様のあるものもあるが、これなど失格品のため愛用されず取残されたものといえよう。

意識してひびわれを作りこれに美を求める「ロウケツ」と、意識してひびわれを作らないようにして、その防染部に造形の美を求めた「ろうけち」には、その染め方に多少の相違があるのは当然ながら、その作意の場が一部分に過ぎないので、「ロウケツ」の要領でその大部分を行なってもよい。 前田雨城(著)『日本古代の色彩と染』

臈纈 ろうけち は、 夾纈 きょうけち と同じように型を用いて模様を表すという意味では、広い意味での型染めと解釈できるので、中世以前のこれらの技法が、後の型染めの源流となったともいえるでしょう。

三纈の染色技法は、連綿と現代に受け継がれる

三纈 さんけち の技術は、現代でも使われており、日本においては世界中で他に類を見ないほどその技術が発展してきました。

  1. 『正倉院裂 京都書院美術双書―日本の染織』
  2. 前田雨城(著)『日本古代の色彩と染』
  3. 『月刊染織α (アルファ) 1986年06月号 No.63』
  4. 『友禅 日本の染織1(泰流社)』
  5. 『月刊染織α1994年9月No.162』
カテゴリー: デザイン | 投稿日: 2026年1月10日 | 投稿者: iroai.jp コメントを残す iroai_jp

Japanese Textiles, Traditional Patterns & Color —— 色や素材、デザインについて ——