トグルクランプの使い方
ここでは「トグルクランプの使い方と設計で利用する時のポイント」をメモしています。
つまりこの 数ミリのハンドル角度でロックするかしないかが変わる んですが、例えばそのデットポイントを越えた状態(リンクがロックしている状態)だとワーク側から押し戻そうとしても基本的には戻りません。 それを利用して押し付けずに当てているだけのトグルクランプ利用もたまに見かけますが、 落下を伴う場所でのそのような利用は危険ですのでしてはいけません。 (そもそもクランプ出来ていないのでワークが固定されていない上にハンドル側も容易に戻ってしまうため)
トグルクランプの先端形状についてトグルクランプの押しつけ部は位置調整が出来、尚且つ分解も出来る為先端を付属品ではなく 協議の上オリジナルで製作して使う場合もあります。 一般艇にゴム付のねじが付属されていますが、これも先端がゴムであると 締め付け力はカタログ値の半分が目安 となります。
トグルクランプの周辺設計トグルクランプは機能としてコンパクトな割に高出力(高いクランプ力)を発揮するので、 設計上コンパクトに出来るけれど、作業上は小さめの印象を与えることがあります。 それによってクランプ作業がし辛く、現場としてはイマイチになることも考えられる ので、クランプ力だけを意識をせずに、作業もしやすいサイズに変える(ハンドルの延長など)ことも視野に入れて周辺スペースは取っておくと良いです。
使用・運用上の注意点
以下、 私の経験上の設計の段階で織り込める事故防止などがあれば適用すると良いと思っている項目 です。
- 指を挟まないように注意: クランプを操作する際、ハンドルや可動部分に指を挟まむ危険性 がある
- ワークの安定性を確認: 固定する前にワーク(加工物)がしっかり設置されているか確認 する必要がある。
- 適正な力で締める: 過度な力で締め付けるとワークやクランプ自体を損傷する恐れ がある。
- 負荷のかかる方向を考慮する: 加工時の振動や力の方向を考えて適切なクランプ位置を決める。
- 固定部の締め付けを定期的に確認:ボルトやネジが緩んでいないかチェックし、 必要に応じて締め直しが必要。
- クランプの可動範囲を確保する:ハンドルやバーが障害物に当たらないように配置する。
- クランプの最大保持力を超えない:過負荷をかけると変形や破損の原因になる。
- 定期的に清掃する:ホコリや切削くずが溜まると動作が悪くなるため、清掃を行う。
- 長期間使用しない場合は保管方法に注意:湿気の少ない場所で保管し、 錆びないようにする。
トグルクランプの類似品
最後に、 トグルクランプの機能「コンパクト・手動(工具レス)・強力クランプ」で類似する工具 をメモしておきます。 下記3社のアイテム把握しておくと良いです。 設計に応じて最適なものを選定してください。
- イマオコーポレーション:ワンタッチクランプ
- ナベヤ:レバークランプ
- カクタ:バリクランプ(溶接型式トグルクランプ)、デュアルクランプ
- BESSEY(ベッセイ):トグルクランプ(厚さ調整が必要なくすばやく簡単に締め付け)
- 【1】機械設計について (75)
- 【1-2】設計方法/設計手法 (29)