子供に教えたい「新幹線の基礎知識」! 車両&路線&雑学も紹介
子供に教えたい「新幹線の基礎知識」! 車両&路線&雑学も紹介

子供に教えたい「新幹線の基礎知識」! 車両&路線&雑学も紹介

旅行で新幹線に乗ったり鉄道の博物館に行ったりと、子どもと新幹線を見る機会が多いというパパママも少なくないのでは? そんなときに、新幹線について聞かれたら正しく答えてあげたいのが親心。そこで新幹線の基礎知識からちょっとした雑学まで紹介します!

「E7系」と「W7系」は北陸新幹線用に開発された新幹線です。長野駅〜金沢駅間が開業する1年前の2014年3月15日から東京駅〜長野駅間で運行を開始。現在、「かがやき」「はくたか」「あさま」「つるぎ」の4タイプで使われています。「E7系」はJR東日本が、「W7系」はJR西日本が所有する車両で、基本的に同じものです。普通車・グリーン車のほかに、よりグレードの高い定員18名の「グランクラス」が設定されています(E5系とH5系にも設定)。

E6系

秋田新幹線用に開発された、新幹線と在来線の直通運転が可能なミニ新幹線規格の車両で、2013年3月16日にデビュー。「なまはげ」や「竿燈」など秋田を想起させる茜色がメインカラーです。秋田新幹線の「こまち」として使用されるほか、「E5系」と併結されて東北新幹線の「はやぶさ」「やまびこ」「なすの」としても使われています。なかでも「E5系」と併結された「はやぶさ」は、宇都宮駅〜盛岡駅間で時速320km運転をしています。

E5系・H5系

「E5系」と「H5系」は東北・北海道新幹線の「はやぶさ」で使用されている車両で、ほぼ同一のもの。「E5系」はJR東日本が所有する車両で、2011年3月5日から営業運転を開始し、当時の国内最速となる時速300kmで運行されました。2013年3月16日からは最高時速320kmで運転されています。

「H5系」はJR北海道が所有する車両です。北海道新幹線の開業にあわせて2016年3月26日に導入されました。

見分けがつきにくい「E5系」と「H5系」ですが、わかりやすい違いはボディのライン色で、「E5系」がピンク(はやてピンク)、「H5系」(写真)ではラベンダー色(彩香パープル)になっています。また、「H5系」はロゴマークが北海道とシロハヤブサをモチーフにしたデザインになっているので北海道新幹線だとわかります(「E5系」はハヤブサがモチーフ)

E4系

「E4系」は、上越新幹線で「Maxとき」「Maxたにがわ」として使用されている車両。全車2階建てで、16両編成時の定員1,634名は高速列車として世界最大です。11.5mのロングノーズが特徴で運転台がキャノピー形になっており、ほかの新幹線車両とは一線を画すデザインが人気を呼びました。1997年12月20日に東北新幹線で営業開始し、現在は上越新幹線で運行されていますが、2020年度末までに引退する予定です。

E3系

「E3系」は、1997年3月22日に開業した秋田新幹線の「こまち」用車両として投入されたミニ新幹線です。現在、「こまち」には「E6系」が使われていて、「E3系」は山形新幹線の「つばさ」などで使用されています。

山形新幹線で現在運用されている「E3系」は白と紫でカラーリングされていますが、以前は写真のように、グレーのボディにグリーンのラインで塗装されていました。

山形新幹線では、車内に足湯やお座敷がある臨時運行の観光列車「とれいゆ つばさ」にも「E3系」が使用されています。

2016年から上越新幹線で土日祝日に臨時運行される観光列車「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」も「E3系」。新幹線で移動しながら現代アートを観賞できる、走る美術館です。

E2系

1997年3月22日から運行を開始した車両で、営業最高速度は時速275km。北陸新幹線(高崎駅〜長野駅間)の「あさま」や秋田新幹線の「こまち」と併結する東北新幹線の「やまびこ」用として開発された車両です。北陸新幹線の急坂に対応し、強力なパワーと下り坂でスピードを抑えながら発電可能な「抑速回生ブレーキ」を備えています。現在、北陸新幹線からは引退したものの、東北新幹線の「はやて」「やまびこ」「なすの」と、上越新幹線の「とき」「たにがわ」に使用されています。

【知識8】現在引退した新幹線車両は何種類?

現役を引退した新幹線は現在6種類。走る姿はもう見られませんが、各地の博物館などで車両が保存されています。

0系

初代新幹線の「0系」はJRの前身である国鉄時代に開発され、東海道・山陽新幹線で使用された車両です。1964年から1986年まで22年間にわたって改良を重ね、合計3,216両も製造されました。引退したのは2008年。じつに44年間も使用されました。

200系

1982年に開業した東北新幹線と上越新幹線の初代車両が「200系」です。北国を走行するため、先頭車両のスカートに雪をかき分けるための装備を持つほか、車体の正面に吸気口と雪切り室の空間が作られるなど、徹底的な雪対策がほどこされました。車体の塗装はクリーム色のボディに緑の帯で、雪解けの新芽をイメージしています。「E5系」の導入により、デビューから30年以上たった2013年に引退しました。なお「200系」の先頭形状は、写真のような丸型のほかに「100系」に似たシャークノーズ型も存在します。

100系

「100系」というと「200系」よりも前に開発された車両と思われがちですが、「100系」の登場は「200系」がデビューした3年後の1985年でした。「0系」や「200系」の開発で得た技術をベースに作られ、先頭部がとがった流線型のデザインを採用。2階建ての車両もあり、食堂やカフェテリアなども作られました。2003年に東海道新幹線から、2012年には山陽新幹線から引退しています。

300系

「300系」は東海道・山陽新幹線で新たに設定された最速列車「のぞみ」のために開発された車両で、1992年3月14日にデビューしました。空力特性を向上させ、車体も軽量化したことで、最高営業速度はそれまでの時速220kmから時速270kmにアップ。東京駅〜新大阪駅間を2時間30分で結びました。「N700系」の量産開始にあわせ、2012年にすべての車両が引退となりました。

400系

「400系」は山形新幹線の「つばさ」用に開発されました。新幹線区間と在来線の奥羽本線を直通運転するために、車体のサイズなどが在来線と同じ規格で作られた最初のミニ新幹線です。ミニといっても運用開始前の試験運転では時速348.8kmを記録しています。1992年7月1日から2010年まで運用されました。

E1系

「E1系」は、1994年にデビューした新幹線で、東北・上越新幹線で活躍しました。速度よりも大量輸送を重視して開発され、全車両2階建てになっています。デビュー当初は車内にお弁当の自販機などが設置されていました。後継車両の「E4系」の登場により、2012年に引退しています。

【知識9】線路のお医者さん「ドクターイエロー」とは?

滅多に見ることができない新幹線に「ドクターイエロー」があります。この新幹線はお客さんを運ぶのではなく、線路のゆがみや架線の状態、信号電流の状況を検査しながら走る、いわば線路のお医者さんです。正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車(しんかんせんでんききどうそうごうしけんしゃ)」。主に東海道・山陽新幹線で使用されています。

「ドクターイエロー」が見られるスポットとしては、「大井車両基地」が知られています。普段は敷地内に入ることはできませんが、運がよければ周辺の歩道橋などから見ることができるかもしれません。また、見学イベントが開催されることもあります。

北海道、東北、上越、北陸、山形、秋田新幹線では、「E3系」をベースに開発された「East i(イーストアイ)」と呼ばれる車両が検査に使われています。

【知識10】思わず人に話したくなる新幹線トリビア

600系が存在しないワケ

新幹線に「500系」と「700系」はありますが「600系」はありません。じつは「E1系」が開発当初「600系」と呼ばれていました。ですが、国鉄が分割民営化でJRになると名称の付け方が変わり、正式名称は「E1系」に決まりました。

上越市を通らない上越新幹線

東京と新潟を結ぶ上越新幹線。新潟県には上越市がありますが、上越新幹線は通っていません。理由は簡単で、上越新幹線の名前の由来が上越市ではなく「上野国」(群馬県)と「越後国」(新潟県)を結ぶ路線だからです、ちなみに上越市には「上越妙高駅」があり、北陸新幹線が走っています。

空港の下を走る新幹線

東海道新幹線の静岡駅〜掛川駅の区間で、2009年に開港した「静岡空港」の下を走ります。ただ、新幹線はトンネルを通過するので、車内から空港を見ることはできません。

電力4社をまたぐ北陸新幹線

北陸新幹線の東京駅〜金沢駅間は、4つの電力会社をまたぎ、電気の周波数が3回替わります。東京駅から軽井沢駅までは「東京電力」(50ヘルツ)、軽井沢駅から上越妙高駅までは「中部電力」(60ヘルツ)、上越妙高駅から糸魚川駅までは「東北電力」(50ヘルツ)、そして糸魚川駅から金沢駅までは「北陸電力」(60ヘルツ)の電気を使っています。

新幹線から「トトロ」が見える!?

東海道新幹線の米原駅付近(米原駅〜岐阜羽鳥駅間)で、条件がよければ「トトロ」が見えます。これは米原市にある「トトロの森」というスポットのことで、「新幹線からトトロが描かれた壁画が見える」とテレビ番組でも取り上げられました。見たいときはA席(新大阪方面行きなら進行方向に向かって左の窓際)に座るといいですよ。

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