「気がついたらスカートの中を…」やめたくてもやめられない、盗撮にハマった男たちの告白
相次ぐ「盗撮」事件。実はこの10年で、その検挙件数は倍増しているという。そんな「盗撮」をやめたくてもやめられなくなった男たち。加害者となった彼らが口にした思いとはーー。
そんな盗撮が、実はアルコールや薬物、ギャンブル依存症と同じく、やめたくてもやめられない「依存症」の一種だと語るのは、先頃『盗撮をやめられない男たち』(扶桑社)を上梓した大船榎本クリニック精神保健福祉部長の斉藤章佳氏(精神保健福祉士・社会福祉士)だ。アジア最大の依存症治療施設である榎本クリニックで、これまでに2000人以上の性犯罪加害者の治療に携わり、代表作である『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)、『小児性愛という病-それは、愛ではない』(ブックマン社)などの著書でその実態に迫ってきた。
盗撮をはじめ、痴漢や下着窃盗といった性犯罪は、得てして被害者である女性にばかり自衛策や注意喚起が求められたり、「男はスケベでしょうもない生き物だから」といったノリで軽く扱われたりと、加害者の存在が透明化されがちだ。しかし本書では、521人の盗撮加害者へのヒアリング調査を分析するなど、徹底して盗撮を「加害者側の問題」として取り扱い、その犯行の実態や、動機などの加害者心理、行動依存としてのメカニズムを解き明かしていく。