〈なぜこんなことに!?〉その先に道はなかった…岐阜県に「どこにも接続しない道路」が残された“まさかの経緯”とは
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『日本の仰天道路』より #5
2025/11/20 ライフ 旅 社会 コピー異形のトンネル、信じられないほど狭い道、常軌を逸した急カーブ……。
日本各地には、思わず目を疑うような“仰天道路”が点在している。そんな中から、見た目のインパクトや走行のスリルが桁違いな「選りすぐりの道」を集めたのが、『日本の仰天道路』(実業之日本社)だ。
ここでは、その中から特にインパクトのある道を抜粋して紹介する。舞台は岐阜県山県市・下呂市の「どこにも接続しない道路」。実際に足を運び、現地を取材することで見えてきた、その驚くべき姿とは――。(全5回の5回目/はじめから読む)
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航空写真を眺めていると、気になる光景が目に留まった。山の中に2車線の立派な舗装路がポツンと取り残されていた。舗装路はどこにも繋がっておらず、森の中に道路が浮かんでいるようだった。
舗装されラインまで引かれているのに、突然道路が終わってしまう この記事の画像(7枚)【画像】 道が突然なくなった… 岐阜県に残された「どこにも接続しない道路」の写真をまとめて見る
早速現地に向かうと、未舗装の林道の先に、いきなり2車線の舗装路が現れた。真新しいアスファルトの上には無数の落石が転がり、草も生えている。舗装が突然途切れ、その先に道はなかった。
舗装路が突然緑に覆われ、その先に道はなかったなぜこんなことになっているのか。ことの発端は、1969年(昭和44年)に策定された大規模林業圏開発計画だった。全国に2200kmの幹線林道を整備する国家的プロジェクトだ。
岐阜県の馬瀬・萩原区間では、2車線の舗装路の奥が突然、1車線の未舗装路となっている。この未舗装路が唯一、外部と繋がっている森林開発公団が建設していたが、2003年(平成15年)に公団が解体され、独立行政法人緑資源機構が引き継いだ。その4年後に談合事件が発覚し、機構は廃止に。
上の舗装を1kmほど進むと、突如として終わりを迎える事業の実施主体は国から都道府県に移管され、建設はほぼ止まっている。
真新しいアスファルトから草が茂っている不思議な光景80年はかかるといわれていた林道計画だったが、永遠に完成することはなさそうである。
次の記事に続く 鉄道トンネルが県道に…? 福井県に存在する“北陸本線旧トンネル群”が「なんとも贅沢な道」と呼ばれる“納得の理由”日本の仰天道路
実業之日本社
2025年11月20日 発売
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