【王将戦第2局】藤井王将 1勝1敗のタイに 京都対局11連勝 「藤井曲線」の完勝
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【王将戦第2局】藤井王将 1勝1敗のタイに 京都対局11連勝 「藤井曲線」の完勝 2026/1/26 05:00(最終更新 1/26 05:00) 1244文字記事配信
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ALSOK杯第75期王将戦7番勝負第2局第2日 (2026年1月25日 京都市・伏見稲荷大社)
藤井聡太王将(23)=名人など6冠=が永瀬拓矢九段(33)を挑戦者に迎える第75期王将戦7番勝負(特別協力・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞)は25日、京都市の伏見稲荷大社で第2局2日目が指し継がれ、午後6時43分、藤井が111手で勝利した。対戦成績を1勝1敗とし、5連覇へ向け、スコアをタイに。これまでの京都府対局10戦全勝の相性の良さを生かした。第3局は2月3、4日に東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で指される。
藤井が踏み込んだ。87手目▲6四歩(第1図)。自陣では飛車取りになり、永瀬王に入王ルートを築かれかねない。それでも銀を駒台へ置いた。ノータイムに、読みへの自信がうかがえた。
「急に激しい展開になって際どい。でも、後手王も薄くなって、楽しみもあるのかなと思って指しました」。AI評価値が一度も不利になることなく投了へ導く「藤井曲線」の完勝だった。
2年連続の伏見稲荷大社対局。検分があった23日は昨年途中で引き返した千本鳥居を全て巡り「独特の雰囲気を感じられた。対局に生かせれば」。鳥居をくぐることで願い事がかなう。それが千本ならより御利益がある。京都府対局10戦全勝の相性の良さも生かし、23年10月、史上初の全8冠を独占した王座戦第4局を含む連勝を11にまで伸ばした。
第1局に続いて勝又清和七段が控室を訪れた。連載執筆のため、藤井戦を数多く観戦する目は「これまでと違います」と異変を訴えた。1時間の昼食休憩は39分間の離席で戻った。第1局開始時のスマホ写真も示した。後手番になった藤井が既に前傾姿勢。永瀬の初手が指される前にもかかわらず、だ。「この局面で考えることはないだろう。永瀬九段をより警戒する雰囲気を感じました」。
永瀬は昨年以降の王位戦、王将戦、名人戦の挑戦権を争うリーグ戦で計18戦全勝。「3リーグの全勝は初めてで、強くなっています」。その永瀬を迎え撃つ藤井も、現状に安住しない。
「新しい将棋に挑んでいます」。前期第5局。プロ入り後、初めて2手目で角道を開ける[後]3四歩を指し、以降2手目[後]3四歩の将棋は6連勝中だ。
「何とかタイに持ち込むことができた。(第3局も)熱戦にできるよう頑張りたい」。藤井はこの日放映のNHK杯準々決勝も勝利し「一日2勝」。今年度勝率を8割に戻し心機一転、中8日で第3局へ向かう。
(筒崎 嘉一)
≪お稲荷さんの正体は…≫お稲荷さんの世を忍ぶ仮の姿は…藤井だった!?背後には神の眷属(けんぞく)であるキツネの姿と鳥居の影がチラリ。「影絵というのは新手かもしれません」と笑い、撮影に臨んだ。対局で疲れた体に、お供えされた甘いお揚げのおいしさが染み渡る。上機嫌になった藤井。実は1日目に信玄袋をホテルに忘れていたことを明かした。「最近、何か一つ忘れ物をすることが多い。そういったことは気を付けたい」と頭をかいていた。
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