音程、度数の数え方、考え方と覚え方を理解しよう【わかりやすい音楽理論】【楽典】
音程、度数の数え方、考え方と覚え方を理解しよう【わかりやすい音楽理論】【楽典】 dn-voiceってこんなサイトですこんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。
今回は、音程の数え方、度数の話。 その考え方、覚え方を理解すると、 度数の数え方もそれほど難しくない! という話です。
度数って、テレホンカードの話じゃないよ(古い!)
音楽における「度数」とは?
度数とはなにか? あまり音楽になじみのない方は聞いたことがないかもしれませんし、 音楽の授業で習ってワケわからなくなって音楽が嫌いになった!という人もいるかもしれません。
度数とは、ある音を基準にして、別の音がどれだけ離れた音であるかを表す数字、というところでしょうか。 ・・・なんだかわかったようなわからんような。
例えばこちら。
「ド」と「レ」です。 「ド」を基準にして「レ」を見ると、少し上の音程ですね。
これを度数で表現すると、2度離れている、と言います。 「ド」から2度上の音は「レ」だね。という言い方をしたりします。
これは、楽譜上でどれだけ離れた場所にあるかを数えてあげればわかります。 先ほどの「レ」の場合は、「ド」から1個上にあって2度でした。
ということは、2個上にある「ミ」の場合は? 正解は3度です。
まとめるとこんな感じ。
なんだ、簡単じゃないか。
「完全」な度数と「長」の度数
と、ここからがややこしい話。
先ほど出てきた度数の数え方、もう一つ頭に形容詞みたいな名前を付けないといけないのです。 それが、「長、完全」というもの。
なにそれ?
完全まずは、「完全」。 これは、1度、4度、5度、8度に付ける名前です。 完全1度、完全4度、完全5度、完全8度という具合です。
英語でいうと、perfect firstとかperfect fourthとか言います。 パーフェクトヒューマンみたいでかっこいいですね(何が
PERFECT HUMAN(TYPE-B) posted with カエレバ RADIO FISH よしもとアール・アンド・シー 2016-05-25 Amazon 楽天市場 7netなぜ「完全」という名前を付けているかというと、 1度の音と一緒に鳴らすときれいに響くから、です。
そう言われても・・・と思うかもしれませんが、そういうものだと思ってください。 とりあえず、音を聞いてみましょうか。
https://dn-voice.info/wp-content/uploads/2016/10/interval_piano_perfect.mp3はい。これが完全1度、完全4度、完全5度、完全8度の音です。
「長」の度数では、残りの2度、3度、6度、7度はどう呼ぶのか。 これは、長2度、もしくは後で出てきますが短2度というような呼び方をします。 それぞれ英語でmajor second、minor secondと呼びます。
先ほど、「ドレミファソラシド」の譜面がありましたが。 あれは全て「長」2度、3度、6度、7度です。
これ、ピアノの鍵盤を思い浮かべてもらって、 白鍵も黒鍵もすべて数えて、鍵盤何個ぶんだけ離れているのかを考えてもらった方が、 視覚的にもわかりやすいと思います。
「ド」を基準とした度数の呼び方を一通りまとめるとこんな感じになります。 クリック、タップで拡大します。
例えば、 「ド」と「レ」を見ると、「ド」から白鍵と黒鍵も数えて2つ上がると「長」2度、 「ド」と「ミ」を見ると、「ド」から数えて4つ上がると「長」3度です。
各度数が鍵盤何個ぶん離れているかをまとめるとこんな感じ
長 2度 長 3度 完全 4度 完全 5度 長 6度 長 7度 完全 8度 2 4 5 7 9 11 12この数字は覚えなくてもいいですが、 「ドレミファソラシド」で鍵盤の位置を思い浮かべると、 「長」、「完全」の音程の位置がわかりやすい、ということを知っていただければ。
ここまで「ド」を基準にして説明していますが、例えば基準が「レ」に変わったとしても理屈は一緒です。 「レ」を基準にして鍵盤を2個、4個・・・と数えていくと、 「レ ミ ファ# ソ ラ シ ド# レ」が「長、完全」の音程になります。
この「長、完全」の度数の音程を並べたものをメジャースケールと呼びます。 メジャースケールに関してはこちらの記事も参考にどうぞ。
メジャースケール、マイナースケール【わかりやすい音楽理論】【楽典】
また、実際に鍵盤を触りながら確認した方が理解がしやすいかと思います。 このあたりで、実際に試してみてはいかがでしょうか。
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度数の名前、短、増、減
さて、先ほど「長」の度数に対して、「短」の度数もあると書きました。
「短」にするには、「長」の音にフラットを付けてあげるだけです。 簡単ですね。 つまりは、半音下がっているだけです。
例えば「ミ」は、「ド」から数えて「長3度」だったので、 フラットを付けて「ミ♭」にすると「短3度」になります。
・・・ところが、ここでややこしいことが起こります。 「ミ♭」って、「レ#」と同じなんじゃないの?ということ。 じゃあ「レ#」も短3度ってことじゃないの?
なるほど、やってみましょう。
ほら、同じ、、、じゃない? なんか「増」とか出てきた!なんか増えた!
勘違いしやすいのですが、「レ」にシャープを付けた場合、「レ」は「レ」ですよね。 「レ#」とシャープで飾られてはいますが、「レ」は「レ」なわけです。
さきほど度数の説明で「楽譜上でどれだけ離れた場所にあるか」が重要だと書きました。 その原理はシャープが付こうがフラットが付こうがそのまま適用されることになり、 「ド」から見て「レ#」は2度なのです。 だって「レ」なんだから。
でも、ただ2度と言ってしまうとシャープなのかフラットなのか何もついていないのかわからん! ということで、長だの短だの増だのという呼び方があるわけです。
で、長、短、増、そのほかにも減、重増、重減というのもあるのですが、それぞれの関係性をまとめてみます。 「長」を基準にするとこんな感じです。
♭♭♭ ♭♭ ♭ 基準 # ## 重減 減 短 長 増 重増「長」を基準にして、 半音ずつ下がっていくと「長」→「短」→「減」→「重減」 半音ずつ上がっていくと「長」→「増」→「重増」 となっていきます。 「減3度」とか「増6度」とかになるわけですね。
ちなみに、増、減という言い方は「完全」の音にも使われます。 増5度、などの言い方ができます。
♭♭ ♭ 基準 # ## 重減 減 完全 増 重増完全の音には「長」、「短」が付かないというのが、 この「度数」の覚え方のポイントかと思います。
まとめ
まとめますと。
メジャースケールの音階(ドレミファソラシド)から、 長2度、長3度、完全4度、完全5度、長6度、長7度、完全8度 の位置が把握できます。 ピアノの鍵盤でいうと何個離れているか、を把握しておきましょう。
そして「完全」が付くのは、完全4度、完全5度、完全8度です。 これはもう、そういうものだ、として覚えてしまいましょう。
で、そこからフラットする(半音下がる)か、シャープする(半音上がる)かによって、 重減、減、増、重増、あるいは短、長の呼び名が変わります。
何度、という言い方は楽譜の上でどれだけ間隔が空いているかで決まるので、 「ド」に対して「レ」は2度ですし、「レ#」も「レ♭」もすべて2度です。
ただし、「ド」に対して 「レ」=長2度 「レ#」=増2度 「レ♭」=短2度 というように呼び方が変わっていきます。
「レ#」と「ミ♭」が同じ音だと思うとややこしいのですが、 この二つは「別物」です。 そう割り切って考えたほうがわかりやすいかと思います。
それではまたー。
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