. 『あんぱん』もっとも愛された男女は? ベストカップル5選。まさに理想の2人…眼福すぎる珠玉の名シーンを徹底解説
『あんぱん』もっとも愛された男女は? ベストカップル5選。まさに理想の2人…眼福すぎる珠玉の名シーンを徹底解説
『あんぱん』もっとも愛された男女は? ベストカップル5選。まさに理想の2人…眼福すぎる珠玉の名シーンを徹底解説

『あんぱん』もっとも愛された男女は? ベストカップル5選。まさに理想の2人…眼福すぎる珠玉の名シーンを徹底解説

NHK朝ドラ「あんぱん』は、戦争の傷跡を背負いながらも懸命に生き抜いた人々の愛の物語だった。ドラマの中で描かれた5組のカップルは、互いに支え合い、時に戦争に引き裂かれながらも、胸を打つ名シーンを残している。本記事では、その中から特に印象的なカップルと名場面を紹介する。(文・苫とり子)[1/5ページ] ——————————

アンパンマン誕生を後押しした運命のカップル

のぶ(今田美桜)&嵩(北村匠海) 連続テレビ小説『あんぱん』第22週 第110話 ©NHK

【注目ポイント】  本作のベストカップルは何といっても、のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)だろう。2人が夫婦になることは最初から誰もがわかっていたが、結ばれるまでの道のりは想像以上に長かった。

 2人のモデルになっているやなせたかしとその妻・小松暢は戦後に職場で出会っているが、本作では幼馴染の設定に。出会った当初は、のちに夫婦になることが信じられないくらいに2人は正反対だった。お転婆で勝気なのぶと、内気で繊細な嵩。子供の頃はのぶが嵩をいじめられっ子から守っており、どちらかといえば嵩の方がヒロイン的な立ち位置だ。

 しかしながら、嵩は一方的に守られていたわけではない。のぶが父・結太郎(加瀬亮)を亡くした時、戦時中に自分が信じていた正義が間違っていたことに気づいた時、自分は何者にもなれなかったと苦悩していた時…いつも隣に寄り添い、その思いを受け止めて前に進むきっかけを与えてくれていたのは嵩だった。

 のぶにとって嵩はなくてはならない、魂の片割れのような存在と言えるだろうだが、結太郎の「女子も遠慮せんと大志を抱きや」という言葉を胸にひた走るのぶは自分の恋心に無自覚だった。ゆえに付かず離れずの関係を続けてきた2人がようやく結ばれたのは、終戦1年後のこと。

 西日本で大地震が起き、東京にいたのぶは嵩の安否がしばらく分からずに気が気でなかった。そのことから、自分にとってどれほど嵩が大事かを実感したのだ。嵩からの告白を受け、のぶが「好きや。嵩の 2倍、嵩のことが好き!」と抱きつくシーンは胸キュン必至。そこからアンパンマンが生まれるまでの道のりも長かったが、のぶは嵩の才能を信じ続けた。

 嵩は良くいえば謙虚で、悪くいえば自己肯定感が低い。ゆえに一人ではアンパンマンを生み出すところまではいけても、周りの否定する声に押し潰されていただろう。アンパンマンが国民的アニメになるまで成長し得たのは、嵩を心から尊敬し、アンパンマンを誰よりも愛してくれたのぶの存在があったからこそ間違いなく、アンパンマンは2人が生んだ子供だ。

 今田と北村の共演は今作が6度目。すでに強固な信頼関係を築いている2人のやりとりには、見ていてホッとするような安定感があった。

【次ページ】 戦争が引き裂いた悲恋 1 2 3 4 5

PREV::2025年夏ドラマで最も輝いたネクストブレイク俳優(2)演技上手すぎ…日曜劇場で爪痕を残した男は? NEXT::【映画評】『揺さぶられる正義』映像という手に負えない怪物の闇…正義がもたらす理不尽とは? 考察&評価レビュー
📎📎📎📎📎📎📎📎📎📎