優勝者のスイング
連載優勝者のスイング2025年開幕戦優勝! 松山英樹のスイングの凄さは流行りに逆行する“大きなトップ”にあり!【優勝者のスイング】2025年シーズン開幕戦「ザ・セントリー」で優勝を飾った松山英樹。そのスイングの凄さ、強みをプロコーチの南秀樹に聞いた。
所属 ALBA Net編集部ALBA Net編集部 / ALBA Netコメント0件配信日時:2025年1月6日 10時35分
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2024年にパリ五輪で銅メダルを獲得、米国男子ツアーで2勝を挙げた松山英樹が、2025年シーズン開幕戦「ザ・セントリー」で優勝を飾った。輝きを放つそのスイングは、プロの目にどう映っているのだろうか。
【連続写真】流行りに逆行する松山英樹の大きなトップに注目!南が最初に上げた松山のスイングの特徴が、ダウンスイングからインパクトにかけて頭を残している点だ。この動きから上半身の柔軟性と下半身の強靭ぶりが見て取れるという。「正面から見ると頭の位置はさほど変わっておらず、右に動いているように見えるのは、左肩の回転がスムーズであり、右腰の押し込みが強く上手いから。これができるのは、背中や肩関節の柔軟性が高く、そして太モモ辺りの筋力が強いからでしょう」。頭を残しつつも肩を回そうとすれば、肩はタテ回転になりやすいが、「松山プロは頭を残しながらも肩がヨコ回転。この動きはなかなかできるものはではありません」。流行しているスイングと比較して、しっかりと大きなトップを作っていることも松山の強さのポイントだという。「いまジョン・ラーム(スペイン)など世界のトッププロはトップを低くして、小さく振って安定性、再現性を高めています。一方、松山プロはトップでシャフトが地面と平行になるまで、しっかりクラブを上げて、そこからレベルにターンする。大きく振って出力を高めながらも、安定性や再現性も世界トップレベル。身体能力、スイングのセンスの高さも感じさせます」。 大きなトップから、オンプレーンでフェースも常にスクエアなことが曲がらない理由。そのスクエアを保っているのが左手首の動きだ。「左手首が甲側やヒラ側には絶対に折れずに、ずっと左手首が腕と一直線な状態を保っているので、フェース面もずっとスクエアなんです。トップはややレイドオフにも見えますが、トップで右ワキを締め過ぎることがなく、トップの形のまま下ろしてくるので、クラブが寝ることもありません」。クラブが寝てプッシュに悩んでいるなら、トップの右ワキの締まり具合を確認してみてもいいだろう。 クラブやボールの進化で、球が曲がりにくくなっている現代で、ストレート系の弾道を打つには入射角の安定が大切になる。松山も以前よりレベルに振っているように見えると南は指摘する。「わずかですが、ダウンスイングで右ヒザがボール方向へ出る動きがなくなり、体がよりレベルに回るようになっています。またフォローで右手を押し込むようにしているのは、ヘッドを少しでも長く低く動かしたい表れだと思います。フィニッシュでも以前よりもシャフトの傾きがヨコになっており、よりレベルに振っているのではないかと思います」。 体をレベルに回転させて左手首と左腕が一直線の状態を保って振ることで、長くスクエアフェースを保つことができる。以前はややタテ振りでフェードを打つ傾向があったが、体をレベルに回してよりレベル軌道で低く長いインパクトゾーンを作るからこそ、ほぼストレートの曲がらない弾道が打てるようになっているのだろうと南は推察している。 「レベルターンで長くスクエアフェースを保ち、インパクトゾーンが低く長い。理想的で教科書と言ってもいい松山プロのスイング。これからも活躍が楽しみです」。年末のインタビューでは「マスターズでもう一回勝ちたい」と明かしていた松山。これから始まる2025年シーズンにも期待がかかる。 ■南秀樹プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。新宿中央クリニック所属。◇◇◇◇◇ ●シャフトクロスしてもいい? ヒザを動いちゃダメ? 気になるスイングのポイントが自分に合うかは関連記事「【スイング相性診断】」でチェックしよう!
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