効率よく覚えたい!【国語】の成績を上げる究極の記憶術School Post「高校受験ナビ」
効率よく覚えたい!【国語】の成績を上げる究極の記憶術
記憶術は教科によって違います。国語には国語に適した記憶術があります。今回は、それらを単元ごとにひも解き、記憶しやすい覚え方をご紹介します。執筆
石井 知哉(いしい ともや)
目次
- 国語だって覚えなきゃ始まらない!
- 「知識」なくして「活用」なし
- 単元ごとの攻略ポイント
国語という教科の目的は、“日本語を読む力、書く力、話す力、聴く力”を磨くことです。あらゆる教科で日本語が用いられている以上、日本語力はすべての教科の土台です。
当然、日本語を日常生活の中で使っていますし、会話も成り立っています。だからでしょうか。「国語は勉強しなくてもなんとかなる」と考えるお子さんが多いようです。その背景には「国語の勉強の仕方がわからない」という事情もあるかもしれません。
実際に、知識をストレートに問う社会や理科とは違って、国語で「覚えればすぐに得点につながる」という部分は多くはありません。しかし、「覚えていないと得点できない」のも確かです。
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記憶力とは?勉強しても忘れない記憶の作り方 「知識」なくして「活用」なし国語学習の基本となるのは、言語知識です。言語知識を正確に身につけ、それを活用して読んだり書いたり話したり聴いたりしていくのです。
本を読む習慣のない子に「なぜ読書が好きじゃないの?」と質問すると、「漢字が読めないから」とか「読んでも意味がわからないから」という答えが多く返ってきます。漢字がわからないと、読んでも何が書いてあるかわかりませんし、内容も頭に入ってきません。つまり、漢字という“知識”がなければ、読み取りという“活用”は成り立たないのです。
国語についても、覚えるべきことはたくさんあります。そして、覚えたことが成果として出てくるまでには、時間が必要です。試験の直前の勉強だけで大きく伸ばすのは難しいのです。だからこそ、早くに始める必要があります。
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『全教科対応』勉強にもってこい、4つの記憶術 単元ごとの攻略ポイントでは、国語は何をどのように記憶していけばいいのか。単元ごとに見ていきましょう。
【漢字】定期テストでも公立高校入試でも私立高校入試でも、漢字の読み書きは多く出題されます。知っていれば得点になる貴重な単元ですから、得意分野にしておきたいものです。
- まずは“読み”、それから“書き”を覚える読めない漢字は書けません。まずは完璧に読めるようにし、それから書く練習です。
- 音読みも訓読みも両方とも覚える音読みでは意味が分かりません。訓読みで意味と関連づけると効率良く覚えられます。
- 部首を意識して覚える「さんずい」「ごんべん」など
- 分解&合成で覚える例:「読」→「言」と「売」簡単な漢字の組み合わせできていることがほとんど。小学校レベルの復習も必要です。
- 書き順とトメ・ハネ・ハライを守って手で書いて覚えるリズム良く書いて“頭だけでなく手が覚えている”状態をつくりましょう。
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国語の『漢字』を記憶する5つの覚え方 【定型表現】定期テストでも入試でも、知識問題として出題されることはあまり多くはありません。しかし、こうした定型表現の知識なしに文章を読んでいると、内容を理解できません。その意味で、文章読解に直結する重要な言語知識です。
- 熟語とその意味を覚える例:「普遍」「未曾有」「弱肉強食」など特殊←→一般、主観←→客観など、対義語も合わせて覚えると読解に役立ちます。
- 慣用句とその意味を覚える例:「足を棒にする」「鼻が高い」などあくまでたとえなので、そのまま取るととんでもない勘違いをすることになります。
- ことわざとその意味を覚える例:「二階から目薬」「のれんに腕押し」など情景を想像すると、イメージがわいて覚えやすくなります。
- 故事成語とその意味を覚える例:「五十歩百歩」「矛盾」など由来となるエピソードを読んでおくと、関連づけで記憶が深まります。
定期テストでも多く出題されていますし、私立高校を中心に、入試でもよく出ます。国語が得意でも、この単元だけは苦手という子が非常に多く見られます。配点が高いとはいえませんが、得意にすれば差をつけやすくなります。
- 用語とその定義を正確に覚える例:体言/用言/自立語/付属語教科書に必ず書いてあるので、「~とは…である」と説明できるように覚えましょう。
- 品詞とその役割を覚える例:名詞/代名詞/動詞/形容詞/形容動詞/助動詞/助詞数が多くて大変ですがとても大切です。各品詞とも実際の例を出せれば万全です。
- 活用形を覚える例:未然形/連用形/終止形/連体形/仮定形※/命令形動詞・形容詞・形容動詞の後に来る語もセットで覚えると、問題対応が簡単です。※古文の場合は已然形
- 活用の種類を覚える例:五段活用※/上一段活用/下一段活用/カ行変格活用/サ行変格活用覚えるべきポイントは決まっているので、全部を丸暗記する必要はありません。※古文の場合は四段活用
入試での出題は稀ですが、定期テストで範囲に含まれるときは対策が必要です。 とはいえ、覚えるポイントはそう多くはありませんから、得点しやすい単元です。
- 詩の形式とその定義を覚える例:定型詩か自由詩か/口語詩か文語詩か実際の作品を例に形式を分析すると、非常にわかりやすくなります。
- 表現技法とその内容を覚える例:比喩(直喩、隠喩)/擬人法/対句/倒置法/反復法/体言止め文学作品においては物語文においても、役立つ知識です。
入試の場合は、どの程度まで広く深く覚えるかは、出題のパターン次第です。 過去問を参考に、“出ないもの”は思い切って“捨てる”という選択もありです。逆に、範囲の決まっている定期テストでは、どの作品が出てくるかはわかっています。少なくとも教科書に書いてあることや授業で扱ったことについては、細かいところまで覚える必要があります。
- 文学史を覚える例:作品名/作者名/時代/作品の特徴歴史の教科書で取り上げられているものは特に重要です。
- 現代語訳を覚える例:省略された主語の補充定期テストでは特に重要です。もちろん、一字一句正確に覚える必要まではありません。
- 短歌と表現上の特徴例:句切れ/係り結び/掛詞/枕詞/縁語それぞれの表現の定義と実例を合わせて覚えておくと、問題を解く際に役立ちます。
- 俳句と表現上の特徴例:季語/切れ字実際に五・七・五で声に出しながら情景を想像すると、覚えやすくなります。
- 漢文例:返り点の扱い/書き下し文の作り方/漢詩の形式(律詩・絶句/五言・七言)ルールを正確に覚えて実際に書いてみるのが一番の練習です。
以上、単元ごとの記憶術をご紹介しました。苦手なところだけでも参考に、勉強にお役立てください。
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石井 知哉(いしい ともや)