よく釣れる。楽しい。でもこの釣り、タナを外すと始まらない
よく釣れる。楽しい。でもこの釣り、タナを外すと始まらない「船釣りって難しそう…」と思っている方にこそ、ライトアジはぴったり。
軽い仕掛けで操作しやすく、群れに当たれば驚くほど釣れる──そんな“楽しさの入口”になる釣りでもあります。
本記事では、船の中乗りとしてライトアジに向き合う筆者が、道具選びから実践の動作、つまずきやすいポイントまで余すことなく紹介します。
これを読めば、初挑戦でもしっかり釣るための準備が整いますよ!
2026/01/21 更新
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目次
- 数釣りを楽しめるライトアジ
- マアジについて
- ライトアジのシーズン
-
ライトアジのタックル
- 竿
- リール
- ライン
- 天秤・ビシ
- ハリス
- 針
- エサ
- エサの準備
- 投入〜誘い
- アワセ
- 取り込み
- タナ取りは確実に
- ビシを振りすぎない
- 釣れたアジは早めにクーラーへ
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アイキャッチ画像:山下 洋太
数釣りを楽しめるライトアジ
軽いタックルでアジを狙うライトアジは、近年ますます人気が高まっている船釣りです。
従来の130号前後を使うビシアジと比べると負担が少なく、手軽に楽しめるのが魅力。
本記事では、ライトアジ船で中乗りをしている筆者が道具から仕掛け、釣り方まで詳しく解説していきます!
マアジについて
ライトアジでは、アジの中でもマアジを狙って釣りをします。
マアジはスズキ目アジ科に属し、国内では北海道南部以南から九州沿岸まで広く分布する魚です。
沿岸域から沖合まで幅広い環境に生息し、水深200m以浅の中層を回遊することが多いとされています。
群れで行動する習性を持ち、潮の流れや水温の変化によって遊泳層が上下しやすいのも特徴です。
食性は雑食で、動物プランクトンや小型甲殻類、小魚などを主なエサとしています。
山下
船釣りではライトアジを含むコマセ釣りで狙われることが多く、安定した群れさえ見つかれば一年を通して釣果が期待できる身近なターゲットです。
ライトアジのシーズン
ライトアジは一年を通して楽しめる釣りですが、季節ごとに釣れるサイズや釣れ方に変化が見られます。
筆者の経験では、夏から秋にかけては群れの密度が高くなり、数釣りが楽しみやすい時期。
一方、春先や晩秋には中型主体の群れが見られることも多く、型狙いがしやすい印象です。
ライトアジのタックル
ここからは、ライトアジのタックルを解説しています。
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長さ1.7m前後のライトアジ専用竿、もしくは汎用船竿(ライトゲームロッド)を使用します。
汎用船竿を使用する場合には、仕掛けの操作を行いやすく、感度も高い7:3、8:2調子から選ぶのがおすすめ。
硬さはオモリ負荷40号を目安に、シマノ・ダイワであればM〜MHクラスから選ぶようにしましょう。
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小型両軸リールを使用します。
カウンターがあればある程度のタナが把握できるので、慣れていない人にはおすすめ。
ただし、より高い感度を求めるなら、軽量なカウンターなしのモデルを選ぶのもいいでしょう。
サイズは、PEライン1.5号を150mほど巻ける糸巻き量を目安に、シマノ・ダイワであれば100〜200番がベストです。
ラインバリバス VARIVAS船 PE8 1.5号 200m
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メインラインにはPEライン1.5号前後を使用します。
1mごとにマーキングがあるとより正確なタナ取りができるのでおすすめ。
トラブルが起こり、高切れする可能性を考慮し、150m以上巻いておくと安心です。
リーダーは不要なので、そのままサルカンを結束し、その先に天秤をつなぎましょう。
ライトアジの仕掛け
ここからは、ライトアジの仕掛けについて解説していきます。
天秤・ビシ天秤は軸の太さが1.4mmほどで、アーム長が25cm前後の片天秤を使用します。
船宿にもよりますが、ビシは40号がメインです。
ビシを持参する人は、イワシミンチに対応したものを用意しておきましょう。
ハリスハリスは1.5号もしくは2号をメインに使用します。
アジの活性が低い場面では、1号まで細くすると釣果につながることも少なくありません。
ただし、釣れるサイズが大きいとハリス切れの可能性が高くなるので、慣れていないうちは2号を選ぶのがいいでしょう。
針針は市販の仕掛けの多くが採用しているムツ針10号がメインです。
ムツ針は自動的に針がかりしやすくバラシにくい特徴があり、口切れによるバラシが起こりやすいアジと高相性です。
ただし、近年では、ムツ針に近い形状でヒネリのなく、エサが回転しにくい針を使用するこだわり派のアングラーも増えています。
エサコマセとして使うのは、イワシミンチが基本です。
針につけるエサは、アカタンもしくはアオイソメを使用します。
使用されるエサは船宿によって異なり、アカタンのみを提供する船や、アオイソメを標準とする船もあります。
両方のエサが使える場合には、食いが渋いときにはアオイソメ、活性が高いときにはアカタンのように使い分けるのがおすすめです。
ライトアジの釣り方
ここからは、ライトアジの釣り方を詳しく解説していきます。
エサの準備ビシの容量の8〜9割を目安にコマセを詰めます。
あまり詰めすぎると目詰まりを起こし、水中でコマセが出にくくなるので、詰め込みすぎないようにしましょう。
つぎにエサ付けです。
アカタンであれば中心を少し外して平たい面が上下になるようにし、針のふところの中心に留めるように刺します。
アオイソメでも同様に、チョン掛けにして針のふところの中心に留めましょう。
投入〜誘い仕掛け→ビシの順番に投入し、ビシを底まで沈めます。
着底したら糸フケを取り、仕掛けの全長の半分までラインを巻き、ロッドを上下に2回動かしてコマセを撒きます。
仕掛けのもう半分プラス50cmほどラインを巻き、撒いたコマセと針につけたエサを同調させましょう。
20〜30秒ほど待ってアタリがなければ底まで落とし、同じ動作を繰り返します。
これを2〜3回繰り返すとビシに詰めたコマセがなくなるので、一旦仕掛けを回収し、コマセを詰め直します。
これが基本の釣り方です。
山下
最近流行りのライン引きも釣り方としてありますが、これからライトアジを始める人は、まずシンプルな釣り方から試してみましょう!
アワセアタリがあったら竿を立ててアワセを入れます。
このとき、力強くロッドを立てると口が切れてバラしてしまうので、ゆっくりと竿を立てる動作に留めましょう。
アワセを入れてもブルブルと引く感覚があったら、ゆっくりとラインを巻き取ります。
取り込みビシが水面に見えてきたら巻くのを止めます。
竿を引くように立て、まずはビシを掴み、竿を置きます。
ビシを船縁に置いたら仕掛けを手繰り、魚を船の中に取り込みましょう。
このとき、天秤が竿先に来るまでラインを巻くのはNG。
アジが空中でぶらぶらとし、バラシの原因になるほか、アジが外れた反動でビシが後方にとんでいく可能性もあります。
まずはビシを確実に掴むようにしましょう。
ライトアジのワンポイントアドバイス
ここでは、ライトアジをより楽しむためのワンポイントアドバイスを紹介します。
タナ取りは確実にライトアジで釣果を出すために最重要なのはタナ取り。
多くの場合は底からタナを取るために、まず確実に行いたいのは底取りです。
ビシが着底したときには、ラインのたるみが出ているので、それを必ず巻き取ります。
釣り場によっては底が泥のように柔らかく、ビシが埋まってしまうこともあり、軽くビシを底から持ち上げて「ここが確実に底だな」と確認しましょう。
山下
底取り→タナ取りが超重要!
中乗りとして船上に立っていると、タナがズレたまま釣り続けてしまう人が非常に多い印象です。
ビシを振りすぎないアジの活性が高いときにはある程度どんな釣り方でも釣れますが、活性が低いときにはビシを大きく振りすぎないことが重要です。
筆者は、ビシが大きく動くとアジが一度逃げてから再度コマセを食べに戻ってくるイメージがあります。
そのため、アタリが出るのが遅くなったり、そもそもアタリが遠のいたりする可能性が高いです。
ビシを振る動きは、細かくシャープにすることを意識しましょう。
山下
コマセをたくさん撒こうとしてビシを大きく動かすと、仕掛けが道糸と絡まるトラブルが起こりやすくなります。
その点からも、ビシを振りすぎるといいことはありません。
釣れたアジは早めにクーラーへ釣り方ではなく、これは美味しく食べるためのコツですが、釣れたアジは早めにクーラーボックスに入れるのがベストです。
バケツの中で死んでしまうとどんどん鮮度が落ち、美味しくなくなってしまいます。
手間にはなりますが、何匹か釣ったらまとめてクーラーに入れるなど、早めに冷やし込むことを忘れないようにしましょう。
山下
クーラーボックスには氷だけでなく、海水も入れて魚を冷やし込むようにしましょう!
身近で楽しめる船釣りの王道・ライトアジ
ライトアジは、軽いタックルで手軽に始められるうえ、状況がハマれば数釣りも期待できる魅力的な釣りです。
タナ取りやコマセワークなど覚えておきたい要点はありますが、コツさえ掴めば誰でも安定した釣果を狙えるようになります。
一年を通して楽しめ、釣って良し・食べて良しのターゲットとしても人気は抜群です。
これから船釣りを始めたい人にも、自分の釣りをもう一段レベルアップさせたい人にもおすすめできる、まさに“王道”の釣りです。
山下
ぜひライトアジをきっかけに、船釣りの奥深さを体感してみてください!
撮影:山下洋太
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