. 負傷兵に国境超えた献身 陸自・自衛隊中央病院リハビリテーション技術課 国民の自衛官 横顔③
負傷兵に国境超えた献身 陸自・自衛隊中央病院リハビリテーション技術課 国民の自衛官 横顔③
負傷兵に国境超えた献身 陸自・自衛隊中央病院リハビリテーション技術課 国民の自衛官 横顔③

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負傷兵に国境超えた献身 陸自・自衛隊中央病院リハビリテーション技術課 国民の自衛官 横顔③2025/9/11 09:00元の記事を見る
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リハビリに取り組むウクライナ負傷兵のアンドリー・ハルカヴィさんを見守る岡村綾課長(左)=東京・三宿の自衛隊中央病院(市野沢光撮影)

「アンドリー、ドーブレ(OK)?」

ロシアによるウクライナ侵攻で左脚を失ったウクライナ兵のアンドリー・ハルカヴィさん(30)に、理学療法士がウクライナ語で声を掛けた。義足を使い、つえなしで歩くのが目標だ。

東京・三宿にある自衛隊中央病院では令和5年6月から、ウクライナの負傷兵を受け入れている。普段、リハビリを手掛けているのは日本のけが人や高齢者らが中心。外国軍人、戦争傷病者の受け入れは、もちろん初めて。リハビリテーション技術課の岡村綾課長(44)は「寝耳に水だった」と振り返る。

最大の課題はコミュニケーション。リハビリには基本的に通訳はつかず、スタッフは入門書やアプリを用いてウクライナ語を学習した。これまでに9人の負傷兵をサポートし、ハルカヴィさんは10人目。今では簡単な単語や身ぶり手ぶりを駆使して意思疎通ができるようになった。

負傷兵の多くは、戦争前は林業従事者や銀行員など、ごく普通の若者だった。「少しでも日本の文化に触れてほしい」との思いから、お祭りに行ったり、節分の豆まきをしたりと、きめ細かくサポート。功績が認められ、ウクライナから勲章を授与された。

その後の将来を、その人らしく生きられるように。患者を思う気持ちに国境はない。(市野沢光)

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