リバース工法とは?スタンドパイプやスライム処理を解説(場所打ち杭工法)
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リバース工法とは?スタンドパイプやスライム処理を解説(場所打ち杭工法)2025年8月25日
場所打ち杭工法のひとつである【リバース工法】
スタンドパイプや施工方法、スライム処理などについて図解付きでわかりやすく解説していきます。
それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ 🙂
目次
Toggleリバース工法とは?スタンドパイプやスライム処理を解説(場所打ち杭工法)
リバース工法は、回転ビットにより土砂を掘削し、孔内水(泥水)を逆循環(リバース)する方式です。
リバース掘削機とは?
- 表層部にスタンドパイプを設置する
- 外水位+2m以上の孔内水位によって孔壁を保護する
- 孔底でビットを回転させ、掘り起こした土砂はドリルパイプの内空を通じてサクションポンプにより水といっしょに吸いだし、土砂を沈殿させたあとに再び泥水を孔内に送り込み所定の深さまで掘削する
- 孔壁を0.02N/mm²の静水圧、場合によっては安定液で押さえる
- 静水圧を確保するため、スタンドパイプをたてる
そして場所打ち杭工法にはリバース工法のほかにいくつか種類がありますので併せてチェックしておきましょう。
リバース工法の特徴や留意点とは?
ロータリーテーブルとリバース機本体を30mのキョリに置くことができるので、作業面積に制限を受ける水上作業に適しているが、陸上工事では、泥水の処理に注意が必要です。
また大きな玉石や、被圧水、伏流水の箇所での施工が困難になる場合もあります。
リバース工法の流れ
リバース工法の流れ
①スタンドパイプ建込み
②掘削
③孔底処理(一次処理)
④孔壁測定
⑤鉄筋カゴ建込み
⑥トレミー挿入
⑦二次孔底処理
⑧コンクリート打設
⑨埋戻し
施工要領や付帯設備、地盤適用条件をまとめるとこんな感じ 🙂
工法 リバース工法 施工要領 掘削・排土方法概要 回転ビットで掘削した土砂をドリルパイプを介して自然泥水とともに吸い上げ(逆循環)排土する 掘削方式 回転ビット 孔壁の保護方法 スタンドパイプと自然泥水 標準的杭径(m) 0.8~3.0 標準的掘削深度(m) 30~60 付帯設備 自然泥水関係の設備(スラッシュタンク) 地盤適用条件 地質全般 ドリルパイプの中を通らない石は施工不可能被圧水位が地表面より高い場合は困難
ごく軟弱な粘性土、腐葉土などN≦1
スタンドパイプ下端部の崩壊とその落下に注意する 軟弱な粘性土、シルト1<N≦2
粘土、シルトN=3~30
可 砂:N=0~30 砂:30~ 礫 玉石(mm) 150程度 転石 不可 土丹 可 軟岩 困難 硬岩 鉄筋コンクリート 不可 支持層の確認に用いる土 デリバリホースから排土される循環水に含まれた土砂 掘削深度の測定 検測用具を孔底に降ろし基準面(通常はスタンドパイプ天端)より深さを測定する測定位置は外周部の対面位置を2点以上測定する
その他の基礎工法についても併せて確認しておくとよいでしょう。
リバース工法のスライム処理とは?
スライム処理とは、孔底に沈積した土砂や孔内水中のスライムを除去する作業を指します。
スライムを除去せずにコンクリートを打ち込むと、コンクリート中にスライムを巻き込み、コンクリートの品質が低下するので注意が必要です。
また、孔底にスライムが沈積したままコンクリートを打ち込むと、杭体と支持地盤の間にスライムが介在し、杭の支持力に影響を与えるので、杭底処理は入念に行いましょう。
リバース工法の流れ
リバース工法では、掘削完了直後に孔底付近の粗粒子を多く含んだ比重の高い泥水を循環させ、スラッシュタンクなどで粗粒子を沈殿させた泥水と置き換えることにより、コンクリート打ち込みまでに沈積する孔底沈積物を少なくします。
スタンドパイプ下部では孔壁に形成されたベントナイト安定液による不透水層、静水圧による保護を行いますが、基本的に粘性がある液などを使用しないため、泥水循環時に粗粒子の沈降が期待でき、一次処理(③孔底処理)により泥水中のスライムはほとんど処理できるのが特徴です。
さらに二次処理(⑦二次孔底処理)では鉄かごを建て込んだのち、コンクリート打ち込み直前までに沈積したものを処理します。
リバース工法とは?スタンドパイプやスライム処理を解説(場所打ち杭工法)まとめ
リバース工法は、回転ビットにより土砂を掘削し、孔内水(泥水)を逆循環(リバース)する方式
- 表層部にスタンドパイプを設置する
- 外水位+2m以上の孔内水位によって孔壁を保護する
- 孔底でビットを回転させ、掘り起こした土砂はドリルパイプの内空を通じてサクションポンプにより水といっしょに吸いだし、土砂を沈殿させたあとに再び泥水を孔内に送り込み所定の深さまで掘削する
- 孔壁を0.02N/mm²の静水圧、場合によっては安定液で押さえる
- 静水圧を確保するため、スタンドパイプをたてる
ロータリーテーブルとリバース機本体を30mのキョリに置くことができるので、作業面積に制限を受ける水上作業に適しているが、陸上工事では、泥水の処理に注意が必要
大きな玉石や、被圧水、伏流水の箇所での施工が困難になる場合もある
スライム処理とは、孔底に沈積した土砂や孔内水中のスライムを除去する作業を指す
以上です。
ありがとうございました。
この記事を書いた人
名前:ちゃんさと- 元公務員の土木ブロガー💻
- 国立大学★土木工学科卒業(学士)
- 大学卒業後、某県庁の公務員(土木職)として7年間働いた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 1級土木施工管理技士、玉掛け、危険物取扱者乙4などの資格もち
- 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や土木知識をメインにさまざまな情報発信中!
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