レモン彗星が10月21日に地球に最接近…観察チャンス、次は1100年後 スワン彗星は20日頃
拡大するうっすら尾が見えるレモン彗星=10月10日午前3時ごろ、福井県大野市下据から橋本恒夫さん撮影
今年発見された二つの彗星(すいせい)、「レモン彗星」と「スワン彗星」が地球に接近し、福井県内でも同時に観察できるチャンスを迎えている。県内の天文愛好家らが撮影に成功、うっすら尾を引く姿が確認できる。愛好家は「10月中旬からは二つとも日没後の空に見える。双眼鏡で尾が確認できるレベルの明るさで、貴重」と注目している。
国立天文台によると、レモン彗星は2025年1月に米国のレモン山天文台の観測で発見され、10月21日に地球、11月8日に太陽に最接近する。3~4等級程度の明るさになるとみられ、観察しやすい時期は10月25日ごろから11月5日ごろで、日没1時間後には西から西南西の方角に見える。次に地球に近づくのは約1100年後という。
⇒【図解】レモン彗星の探し方、見える時間帯は
スワン彗星は9月上旬、太陽探査機に搭載された観測装置「スワン」の画像からウクライナ人が発見した。9月12日に太陽に最接近して以降、徐々に明るくなっており、明るさのピークは地球に最接近する10月20日ごろ。レモン彗星より暗い5~6等級になる見込みで、日没1時間後には南南西の方角に見えるという。
⇒【写真】スワン彗星を捉えた写真
大野市の天文愛好家、橋本恒夫さん(53)は「昨年10月に話題となった紫金山・アトラス彗星(すいせい)ほどの明るさはなく、綿あめのようにモヤッと見えるが、双眼鏡でも尾が確認できる彗星は数年に一度レベル。日没後、星が見える暗さになると見えてくるが、高度が低く早く沈むので、観察できる時間は限られている」と解説する。橋本さんら奥越の天文愛好家グループは、17日午後6時半から大野市役所駐車場で「星のまち鑑賞会」として彗星などの観察会を開く。
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