. SNS騒然…予告と本編がまるで別物だった日本映画5選。期待と真逆の展開? “ギャップ”で観客を驚かせた邦画をセレクト
SNS騒然…予告と本編がまるで別物だった日本映画5選。期待と真逆の展開? “ギャップ”で観客を驚かせた邦画をセレクト
SNS騒然…予告と本編がまるで別物だった日本映画5選。期待と真逆の展開? “ギャップ”で観客を驚かせた邦画をセレクト

SNS騒然…予告と本編がまるで別物だった日本映画5選。期待と真逆の展開? “ギャップ”で観客を驚かせた邦画をセレクト

「予告編詐欺」という言葉があるように、観客を映画館へと誘うための予告編が、本編とはまるで別の映画のような印象を与えてしまうことがある。単なる意図せざる誤解か、はたまた宣伝のための狙ったミスリードか──そこには失望もあれば、逆に驚きの効果を生み出したものある。今そんな“予告と本編のギャップ”で記憶に残った映画を5つピックアップした。(文・編集部)[4/5ページ]

当時の”予告編戦略”が引き起こした誤解

『湯殿山麓呪い村』(1984) 角川春樹【Getty Images】

製作総指揮:角川春樹 監督:池田敏春 脚本:荒井晴彦、佐伯俊道 キャスト:永島敏行、織本順吉、岩崎加根子

【作品内容】  光華学園大学の史学科講師・滝(永島敏行)は、湯殿山麓弥勒寺に眠る幽海上人の即身仏に惹かれ、発掘を企てる。しかし、協力を頼んだ恋人の父・剛造(織本順吉)が変死体で発見される。

【注目ポイント】  幽海上人の即身仏を巡る謎と連続殺人事件を描いた1984年公開の映画『湯殿山麓呪い村』も、予告編と本編の内容に大きなギャップがあった作品だった。

 予告編は当時のホラー映画のセオリーに則り、不気味な呪術の儀式や笑みを浮かべる人々などを映し出し、謎めいた呪いの存在を強く印象づける作りになっていた。山奥の閉鎖的な村を舞台に、次々と起こる奇怪な出来事が恐怖心を煽り、興味を掻き立てる内容だったのだ。

 一方で本編は、登場人物たちの人間関係や愛憎劇に焦点が当てられ、ホラーやミステリー要素は薄く、現代劇的な描写が主体となっていた。予告編で描かれた呪いや恐怖の類いとは一線を画す内容となっていたのである。

 SNS上では、「伝奇ホラーかと騙されて観たら、陰惨な愛憎劇だった」「予告と本編とじゃ蕎麦頼んだらナポリタン出てきたくらい印象が違う」といった声も見られたくらいだ。

 この予告編と本編のギャップは、当時の映画制作の背景を考えると納得できる面もある。1980年代は角川映画に代表されるように、宣伝戦略が興行収入を左右する時代であり、「メディアミックス戦略」によってヒットに導かれた作品も少なくなかった。『湯殿山麓呪い村』の制作陣も、観客の興味を最大限に引きつけるため、予告編で「ホラー」という分かりやすいフックを強調したのかもしれない。

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