ポーランドが戦闘機を緊急発進 ロシアはウクライナに大規模攻撃
攻撃の現場でロシアの無人機のエンジンに目を向ける救急隊=27日、ウクライナ・ザポリージャ州/Stringer/Reuters
キーウ(CNN) ポーランド軍は28日未明、隣国ウクライナがロシアのミサイルや無人機による大規模な攻撃を受ける中、自国領空に戦闘機を緊急発進させた。
ウクライナ当局によると、首都キーウでは夜間の攻撃で少なくとも3人が死亡し、28日朝も無人機が撃墜され続けている。
国境を接するポーランドでは、ロシアの無人機が領空に侵入したことを受けて警戒を強めており、今回も軍用機が発進した。ポーランド軍作戦司令部はSNS「X」で、任務中の戦闘機2機が緊急発進し、地上の防空システムとレーダー偵察システムを警戒態勢に置いたと発表した。
ポーランド軍は、ロシアの「長距離航空部隊」がウクライナを攻撃したことを受けた措置だと説明。予防的なものであり、特に脅威にさらされている地域に隣接する地域の安全確保と市民保護目的としていると明らかにした。
ウクライナ空軍のデータによれば、ロシアの無人機とミサイルによる攻撃で27日夜から28日未明にかけて国内各地に空襲警報が発令された。
CNNの現地プロデューサーが撮影した写真には、首都キーウ上空に爆発による煙が立ち込める様子が写っている。その中で市民は犬の散歩や朝の用事を続けていた。
ウクライナのイエルマーク大統領府長官は、住宅やインフラが攻撃を受けたとし、ロシアの攻撃を「民間人に対する戦争だ」と非難した。
ウクライナの防空軍が首都キーウ上空でロシアの攻撃を阻止する様子(CNN)キーウ市軍事行政トップによると、犠牲者には12歳の少女も含まれている。
キーウのクリチコ市長は、落下物で5階建ての建物が一部損壊し、住宅や幼稚園も被害を受けたとSNSで明らかにした。
地元当局によると、空襲で数十人が負傷し、主にキーウとザポリージャ州で被害が出ている。