. 女装子愛好クラブ
女装子愛好クラブ
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以前ご紹介しましたが、今日改めて梶山季之先生の隠れた名作『血と油と運河』から名言をご紹介します。

この小説は日系石油会社の社長が主人公ですが、その娘婿で、秘書課長の木島宏氏には隠れた趣味がありました。それが女装です。同じ女装仲間と女装して頻繁に外出します。今夜は横浜です。それも金髪のウィッグを被っています。そして女装しているとはだれも疑わない外国人女性?は中華街のレストランで美味しい中華料理を楽しんでいます。

横浜の中華街で、食事をしている時、木島の男性〇〇は、怒張し切っていた。なまじっか、高級な中華レストランを選んだばっかりに、ボーイは、金髪のカツラとも知らず、外人だと思い込んで、「マダム、マダム……」と連発する。「メイ・アイ・イントルデュース・マイセルフ?」などと、下手な英語で、自己紹介をしたがる。

木島宏は、そのたびに、痛いほど、怒張を覚えた。今日は、コルセットを締めず、ナイロン・パンティ一枚である。だから、昂奮するたびに、スカートが、むくむくッ揺れる。それを隠そうとして、ストッキングの脚を組む。すると、股の間で、熱い火柱が揺れ動くのであった。みんな、女として見ている。しかも、外国の女に-だ。それだから、余計に昂奮する。ゾクリ、ゾクリとする。股のあいだに喰い込んでいる、ナイロン・パンティの感触。ストッキングの、ゆるやかな緊縛感。化粧のすべての羞らい。ぎゅッ、と締めつけるような、ハイヒールの痛さ。ない乳房を、糊塗しているブラジャーの中のスポンジ・ケーキ。金髪のカツラの重さ。マニキュアされた爪の朱さ。・・・すべてが、彼にとっては、恍惚の対象である。それを身に、しっかと纏い、変身して、食事している妖しい楽しさ。彼は、たまらなくなった。   出所『血と油と運河と』梶山季之著

 

妖しい楽しさ。

これは女装子さんだけが感じることのできる快楽ですよね....。

 

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