. 【オペナースが知っておくべき】オペで使う癒着防止剤
【オペナースが知っておくべき】オペで使う癒着防止剤
【オペナースが知っておくべき】オペで使う癒着防止剤

【オペナースが知っておくべき】オペで使う癒着防止剤

いもてぃ いもてぃ

癒着性イレウス× 癒着による手術時間の延長×癒着って執刀医はもちろん看護師も嫌ですよね~。患者にとってもいいことありません。

いもてぃ

じゃあ、なぜ癒着がおこるのか、癒着防止剤はどうやって癒着をしにくくさせているのかメカニズムを知っておきたいと思ったのでまとめました。

目次
  1. 癒着のメカニズムとリスク
    • 癒着の定義と発生メカニズム
    • 手術における癒着のリスクとその影響
  2. 癒着を防止するためには
    • 癒着を防止するためにできることは
    • 癒着防止剤はどのように機能するのか
  3. 癒着防止剤の種類
    • セプラフィルム®
    • インターシード®
    • アドスプレー®
    • テナリーフ®
    • 使用したら償還を!
  4. まとめ

癒着のメカニズムとリスク

いもてぃ 癒着の定義と発生メカニズム

癒着とは、本来は離れているべき組織同士が炎症により、臓器・組織面がくっついてしまうこと(引用Wikipedia)

損傷した細胞の修復はどようにされ、癒着するのか? 【細胞の修復】
  1. 手術で損傷した細胞表面でフィブリンが形成され、沈着
  2. 同時に線維芽細胞が増殖し、マクロファージが血管を新生
  3. 段々とフィブリンが溶解され、修復が完了
【癒着】
手術における癒着のリスクとその影響

癒着を防止するためには

いもてぃ 癒着を防止するためにできることは
  • 早期に離床を始めること
  • 癒着防止剤を使用すること
癒着防止剤はどのように機能するのか

癒着防止剤の種類

いもてぃ

4種類癒着防止剤を説明していきます!

セプラフィルム®

形状:半透明のフィルム材成分:ヒアルロン酸ナトリウムとカルボキシセルロース使用方法:損傷部位に直接貼付、大きいサイズは使いやすい大きさにカットして使用。使用上の注意:形状がフィルム材で非常に薄く、使用前に濡らしてしまうと形状が崩れて       貼付できなくなる。そのため、使用前は周りに水分がないように注意し、       手袋、セーレは乾いた状態で準備する。       感染部位に使用しないこと。       腸吻合部縫合線上でのラッピングは行わないこと。(縫合不全、膿瘍、瘻孔、       腹膜炎、敗血症の発生率が高かった報告がある)

セプラフィルム®:科研製薬より インターシード®

形状:酸化再生セルロースを編んだ布状シート成分:酸化再生セルロース(植物由来)使用方法:損傷部位に直接貼付。使用場所に応じてカット。使用上の注意:止血を行ったあとに使用すること。出血したままだと、血液(ヘモグロビン)が       酸化再生セルロースと接触するとフィブリンを形成してしまう。フィブリンは洗い       流しにくく、そのまま貼付するとフィブリンが癒着の原因となってしまう。       感染部位には使用しないこと。       止血剤ではないため止血剤として使用しないこと。

インターシード®:ジョンソンエンドジョンソンより アドスプレー®

形状:ゲル状液体、スプレー式癒着防止剤成分:粉末A|NHS化CMデキストリン、トレハロース水和物   粉末B|炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム使用方法:粉末ABを溶解し、噴霧用シリンジに充填して、ノズルを使用し、圧縮空気で噴霧する。使用上の注意:粉末溶解後は、60分以内に使用すること(ゲル化が遅くなる)       使用する際は、スプレー先端を組織に近づけすぎないこと(空気塞栓、         ガス塞栓の恐れがある)       アドスプレー専用レギュレーターを使用すること(別のレギュレーター       を用いると0.20MPa以上圧がかかり、空気塞栓、ガス塞栓の恐れがある)       トウモロコシデンプン由来物質に対し、アレルギーがある患者       糖尿病患者(マルターゼ欠損のため)       噴霧部位に感染が認められる患者(感染が進行する恐れがある)

アドスプレー®組み立て:テルモ アドスプレー®(ショート):テルモより アドスプレー®(ロング):テルモより テナリーフ®

形状:凸凹加工した柔軟性のあるフィルム材成分:ブタ皮由来ゼラチン使用方法:損傷部位に適切な大きさと形にカットする。使用上の注意:損傷部位や腹腔内の水分でゲル化して癒着を防止します。       そのため、準備の段階で、濡れた器械や手袋で触れないようにする。       ゼラチンにアレルギーがある患者。       感染部位に貼付しないこと。

テナリーフ® :グンゼより 使用したら償還を! いもてぃ

合成吸収性癒着防止剤として償還が得られます。定められた金額だけ返還されます。これ請求漏れに注意です!請求単位は平方センチメートルもしくはミリリットルなので“1”とだけ請求すると1㎠や1mlだけしか請求しないことになるので注意しましょう!

・シート型:1㎠当たり169円 ・スプレー型:1㎖当たり7,260円合成吸収性癒着防止剤を女性器手術後の卵管及び卵管采の通過、開存性の維持目的以外で使用した場合は、シート型は373.38㎠をスプレー型は9.4㎖を限度として算定できる。

まとめ

いもてぃ

癒着・癒着防止剤についてまとめていきます。

【細胞の修復】
  1. 手術で損傷した細胞表面でフィブリンが形成され、沈着
  2. 同時に線維芽細胞が増殖し、マクロファージが血管を新生
  3. 段々とフィブリンが溶解され、修復が完了
いもてぃ

損傷した部位の修復には3日かかります。

【癒着】
  1. 炎症や虚血、フィブリンの溶解不足などで修復が遅れる
  2. 組織間で修復している途中でお互いの線維芽細胞が増殖
  3. マクロファージの血管新生が隣の組織まで到達し、一つの塊となって修復
いもてぃ

癒着するまで約7日かかります。この癒着するまでの約7日間に癒着防止剤は、損傷部位に留まり癒着を防止してくれる働きをしてくれます。

いもてぃ

ここまで見て下さりありがとうございます!一緒に手術室を盛り上げていきましょう!

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