真っ白な煙モクモクは失敗!? RECSの正しい施工方法で効果100%を目指す
真っ白な煙モクモクは失敗!? RECSの正しい施工方法で効果100%を目指す 2019年3月29日RECS施工事例 こだわり整備
ナリタさーん! RECSやって真っ白な煙モクモク出ました! これで調子良くなっちゃいますね!
こんだけ出ればかなり期待できそうだな!
おい! こんなに白煙出てるとは、思いっきり失敗してるじゃないか!
え?
登場人物紹介
ナリタ ミケちゃん カワベさん
※この時点でまだナリタオートの日常を読んでないあなた! 先に読んできましょう!
ナリタオートの日常を読む
整備ブログやSNSの投稿でよく、白煙出てる写真がたくさんあるので、 白煙の量=エンジン内の汚れが落ちた量 だと思ってましたが、違うんですか?
モクモクの白煙は、インテークに残ったRECSの液溜まりをいっきに吸い込んで出る煙だ!
液を吸い込ませているんですから、それでいいんじゃないんですか?
全然ダメだーーー!!!!!
_人人人人人人人人人人人_ > 白煙モリモリはダメ <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
お前たちはRECSの構造をちゃんと理解できてないみたいだな。 ホースの先端についているここが重要なんだが、何をしているとこかわかるか?
空気を吸い込んでます!
そりゃ指当ててみれば誰だってわかる。 先に上の部分を説明しよう。
この部分で吸い込む液量が一定になるように調整している。 RECSが別名「点滴」と呼ばれる所以だな。 で、このままでは液体のまま吸い込んでしまうから、下の部分が必要になる。 ここがRECSを考えた人のすごいところだと思う。
ワシはここの事を勝手に「霧化ゾーン」と呼んでいる。 RECSの液を空気で撹拌し、より軽くて小さな粒子、つまり霧状にしているんだ。 霧状になれば空気の流れにのりやすくなるだろう。
そんなたいそうな事してるとこだったんですね。
ちょっと空気を入れて吸い込む流速を上げてるのかと、そんな感じにとらえてました。
液体のまま吸い込んだら、インテークバルブの方へ吸い込まれず、吸込口から下の方へと垂れてしまう。 だから霧化させてるんだ。
なるほど!
つまり普通にRECSのホースを接続すれば、液は霧化されて吸い込んでいるんですよね? それでなんで液溜まりができちゃうんですか?
それはアイドリングでは流速が足りなすぎるのが原因だ。
_人人人人人人人人人人人_ > アイドリングではダメ <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
せっかく霧化して吸い込ませたのに、スロットルやISCVから吸い込む空気の流れが遅すぎて、結局下へ落ちて液溜まりとなってしまう。 最初の図のとおりだな。
いつもRECSやるときはアイドリングで吸い込ませていました。
RECSはアイドリングではダメ。 3000rpmくらいでレーシングをしながら吸い込ませるのがベストだ!
でも、それってずっとアクセルをちょこっと踏んでなきゃいけないんですよね。 5分10分、足首に力入れたままなんて耐えられません。。。
そうだろう。 だからこれを使うんだ! 「アクセルペダルストッパー」 PT-903-70540 PIT WORK
脳内で有名な声とBGMが聞こえました。
なんですかこれは?
こうやって運転席とアクセルにつっぱらせて、アクセルを一定の踏み込み量で固定するためのものだ。 日産部品のPITWORK製で、3870円(税別)で購入できる。 「アクセルペダルストッパー」 PT-903-70540 まあ、このくらいなら自作してもいいかもしれないが、この程度の価格で買えるんだから、買ってしまった方が早い。
(写真は取り付け方向が逆ですが、その方が微調整しやすいのでおすすめです)
こんな便利なものがあったんですね!
PIT WORKからもRECSのようなインテークバルブまわりを洗浄するケミカルが発売されていてな、それ用なんだ。
流用ですね。
でも回転数高くしちゃったら、負圧が発生しなくて吸い込んでくれないんじゃないですか?
そこは心配無用だ。 5000rpmでもしっかりとRECSを吸い込んでくれるだけの負圧は発生する。 気をつけなければいけないのはターボやスーパーチャージャー車だな。 無負荷の低回転でも加圧が始まってしまうエンジンもあるから、RECSを吸い込める負圧がある程度発生する回転数が上限になる。 それとBMW MINIなんかのエンジンは負圧がほぼ発生しないエンジンだったりするのと、スズキ車全般は長時間(10秒以上くらい)レーシングすると強制的に燃料噴射量に制限をかけてきて、普通のアイドリング回転数まで落とされたりもする。 そういう場合は制御がギリギリかからない2000rpmか、もしくは30秒毎に空吹かししてあげたりすればいい。 だからRECS施工にはエンジン毎の知識が必要だ。
わかりました!
じゃあこれでバッチリですね!
ダメだ! 全然ダメだ!
えええ!?
おまえたち、さっきどこにホースを接続していた?
えーと、ここですけど。。。
バカか!!!!!
えええええ〜!!!???
負圧はスロットル直後からとれと、あれほど言ったじゃないか!
_人人人人人人人人人人人人人人_ > 負圧はスロットル直後からとる <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
聞いたことねえええええ〜!!!???
サージタンクならどこでもいいわけではない。
ブレーキのマスターバックへ接続されてるホースならOKかと思ってました。
図で解説してやろう。 おまえたちが接続した場所に、空気の流れを書き足すと・・・
RECSの液が届いてない場所がある・・・
そういう事だ。 3,4番シリンダーは洗浄できても、1,2番シリンダーはほぼ洗浄できていない。 もしかすると3番にすら届かないかもしれない。
白煙出して失敗、しかも2つのシリンダーしか洗浄できてなかったってことですか・・・
そうだ。
白煙でて喜んでたのはぬか喜びでした。
液が届かない気筒が無いように、なるべくスロットル直後から負圧はとるように心がけるんだ。 マスターバックの負圧以外にも、チャコールキャニスターやブローバイホース、あとDジェトロ制御車なら内圧センサー部もいける。 スロットル付近に接続できると・・・
これなら各気筒へまんべんなくRECSがいきわたりますね!
では以上を考慮して、もっかいやりますね!
まだまだダメだ!!!!!
まだ何かダメなとこがあるんですかー!!!???
お前たち、皿洗いやったことあるか?
学生時代、居酒屋のバイトで2年間、ずっと皿洗いしてました! ホールも料理もやらせてくれませんでした!
毎日家族のごはん作って、お皿洗いもしてます!
洗う時、水は常温で洗うか?
洗いませんよ。お湯ですよ。
じゃあ何で暖気しないで冷間時にRECSするんだ!!!
えー!? 皿洗いとどんな関係があるんですか!?
皿の汚れは常温の水よりも、温かい温水で洗った方が落ちがいいのはわかるだろ?
わかります!
そういうことだ。
え?
ここまで言えばわかるだろ。
エンジンも冷間時の冷えている時よりも、暖気して暖かくなっている状態の方が、汚れ落ちがいいってことですね!
_人人人人人人人人人人人人人人人人人_ > RECSはエンジンを温めてから <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
ミケちゃんはものわかりがいいなあ。 万年皿洗い野郎とは育ちが違うなあ。
育ちが悪くてすいませんねぇ。
温めるというのは、メーターの青い水温ランプが消えたくらいでいいですか?
それではまだ温度が低すぎる。 理想はラジエターファンが回るくらいだ。
そんなにエンジンを熱くしちゃったら、RECSのホースの接続がしにくくないですか・・・?
そのくらい慣れろ!!!!! RECS以外でもエンジンが熱い時に整備しなければならない時はあるだろ!!!
えええーーー!!!
水の常温20℃と、温水の40℃、このたった20℃の差でものすごく汚れの落ち具合は変わるだろう。 エンジン内も1℃でも高い状態でRECSをしてあげた方が、より確実に効果的に汚れを落とせる。
じゃあRECSの液をヤカンで沸騰させてから、、、
それは無いわー 私でもわかるわー
せっかくお客様が高額な施工料を支払って下さるのに、「熱いの苦手だから、あまり汚れ落ちないけど冷間時に施工させてもらいますね」とか言えないだろう。 人は皆、支払った額を超える結果が得られたら喜ぶだろう。 たかがRECS、されどRECS。
アルファベットだと読みにくいからカタカナにするね。 たかが○ックス、されど○ックス。
・・・・・・
以上、正しいRECSの施工方法について説明してきたわけだが、今日は何でこの車にRECSをやったんだ?
スパークプラグの交換をしたので、インテークまわりもキレイにしておこうということになったからです!
あと10万キロ毎の施工をおすすめしてますよ!
おーそーすーぎーるー!!!!!!!!!!!
えええ!?何がおそいんですか!?
プラグ交換と同時にというのはいいかもしれん。 しかし、RECSをそういう風に捉えてるのは間違っていると、ワシは思う。 施工タイミングが遅すぎる。
いやいやいや、アイドリングが少し不安定になってきたとか、10万キロ走ったからとか、そのくらいのタイミングで施工するのがRECSなんじゃないですか?
汚れが溜まったらRECS。 みたいな?
確かに、WAKO'SのRECSを説明しているページだと、かなりひどい段階から汚れが落ちるイメージ写真がある。 これがある意味、RECSの施工タイミングのイメージに悪影響を与えている気もする。 正しいというか、理想のRECSの施工タイミングは、10000km毎だ。
_人人人人人人人人人人人_ > RECSは10000km毎 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
そんな頻度でやった方がいいんですか!?
そうだ。
新車で買って、10000キロになったらRECSやった方がいいってことですか?
そうだ。 ミケちゃん、前にワシが教えた整備でいちばん大切な事は?
予防です!
そうだ。 いくらRECSでインテークバルブまわりの汚れを除去できると言っても、完璧に落としきれるわけではない。 トヨタの直噴のGRエンジンがわかりやすくていい例かもしれん。 10万キロ、全くインテークバルブまわりの洗浄をしてこなかったGRエンジンに、RECSを施工したあとの写真だ。 (実際にナリタオートで内部確認した写真です)
全然汚れが落ちてない・・・
RECSやってこれって、どういう事なんですか・・・
エンジンによって汚れが落ちやすい落ちにくい等があるかもしれんが、RECSをやったからと言って、100%汚れが落とせると思ったら大間違いだ。 こうなる前、汚れが溜まる前に、RECSで落とせるうちに、定期的に施工してあげて汚れが溜まらないようにしてあげることが大切なんだ。 わかったか?
わかりました。 勉強になりました。
まとめよう。
RECSの正しい施工方法まとめ
1. 3000rpmほどでレーシングしながら 2. スロットル直後に接続 3. ラジエターファンがまわるくらいまでエンジンを温めてから 4. 10000km毎の施工が理想
ちなみに正しくRECSを施工したあとの排気ガスは、 ・全くの透明 ・うっすらとした白煙が少し出る ・黒煙が少し出る いずれかのような排気ガスになる。
これからは正しい施工方法でRECSやりまーす!!!
まてまて、ここまでを頭に入れたら、これもちゃんと読みなさい。
これはなんですか?
やっぱり知らないのか。 これはWAKO’Sが発行しているRECSの説明書みたいなものだ。 RECSを仕入れた時点で読んでおくべきマニュアルなんだが、これを渡していないWAKO'Sの担当者が悪いかもしれんな。
もう5年くらい前からRECSやってますが、こんな説明書があったなんて知りませんでした。
施工しにくいエンジン、施工してはいけないエンジン等が書いてあり、Q&A形式でいろいろな事例も書いてある。 RECSの施工をする前に知っておいて損はない情報ばかりだ。 これからは、100%効果のあるRECSをやっていくんだぞ。
わかりました!
RECS施工事例集もご覧ください!
RECS施工事例リスト WAKO’SのRECSの施工事例集です。 時々更新していきます。 施工の際のご参考にして頂ければ…
更に上を目指されたい方へ!RECSよりも効く奥義がありますよ!
RECSより効く吸排気系洗浄奥義! コスパ最強のWAKO’Sエンジンコンディショナー なんかこう、アクセルに足を軽く乗せた瞬間の、出足が全然違うというか。 今までよりもアクセルを踏み込む量が少ないのにグイグイ進んでいくみたいな。 [ブログカード風リンクタグ作成]
あとがき
RECS施工後に出る白煙モクモクは汚れが落ちた証拠!と、少し前の自分もそれが正しい思っていました。 ある日、いつものようになにげなくInstagramで「RECSやりましたー!」的な投稿をしたところ、優しいフォロワーさんがこのRECS説明書の事を教えて下さいました。 「ちゃんとマニュアル読んで、正しい施工をしなさいよ」と。
急いでWAKO’Sの担当者さんからこの説明書を頂き、読み漁りました。 目からウロコな情報ばかりが載っていて、「今まで自分がやってきたRECSは何だったんだ・・・」と、がっかりして、そしてそれまでに施工したお客様に大変申し訳ない気持ちになりました。 その日から説明書通りの施工方法を実践し、また、小山自動車さんにも施工方法を教わりながら、やっとRECSの真髄へ近づけた気がします。