. 「モダンテクニック」中学生の美術で習う種類一覧をわかりやすく
「モダンテクニック」中学生の美術で習う種類一覧をわかりやすく
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「モダンテクニック」中学生の美術で習う種類一覧をわかりやすく

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スパッタリングやデカルコマニーなど、中学校の美術で学習する「モダンテクニック」について、モダンテクニックとはどんな技法なのか、どんなやり方と道具をつかうのかをイラストを使ってわかりやすく紹介するよ。

目次

目次

  • バチック法(はじき絵)
  • フロッタージュ法(こすり出し)
  • コラージュ(貼り絵)
  • スパッタリング(霧吹き)
  • デカルコマニー(合わせ絵)
  • スタンピング(押し絵)
  • スクラッチ(ひっかき絵)
  • マーブリング(墨流し)
  • ドリッピング(吹き流し)
  • ストリング(糸引き絵)

バチック(はじき絵)

バチックとは、画用紙にクレヨンや油絵の具などの油性のもので模様を描いて、その上から水性の絵の具をかけることで、水分を「はじかせて」模様をつくりだす技法だよ。「ろう染め」と呼ばれることもあるよ。

バチックのやり方
  • 画用紙に、クレヨンや油絵の具などの「油性」の画材で模様や図柄を描く。
  • 多めの水で溶いた水彩絵の具を使って、上から色を塗る。
バチックの道具

バチックは、「油が水をはじく」ことを利用した技法なので、模様や図柄を描くには「油性」の画材を使って、上からかけたり色付けする絵の具は「水性」の水彩絵具などを使うことがポイントだよ。

バチックの作品例 バチックの魅力

あざやかな色彩や、ユニークな模様を作ることができる。他のテクニックに比べて、考えたとおりのデザインにすることができるよ。

フロッタージュ(こすり出し)

フロッタージュとは、凹凸(おうとつ)がある素材の上に紙を置いて、その上から鉛筆や木炭などでこすることで、素材の模様を紙に写し取る技法のこと。フランス語の「frotter(こする)」が名前の由来になっているよ。

フロッタージュのやり方
  • 凹凸のあるものの上に紙を置く。
  • 紙の上から、鉛筆や木炭などでこすり、凹凸の模様を写し取る。
フロッタージュの道具

面白い柄のコインや、葉っぱ、手芸用のレースなど凹凸のあるものならなんでもOK。紙の上からこすりやすいように、薄いものを選ぶと制作しやすいよ。こする画材は、色鉛筆や木炭など、固めの素材を選ぼう。

フロッタージュの作品例 フロッタージュの魅力

フロッタージュは、絵を描くことが苦手な人でも制作を楽しめるよ。素材のいろいろな形の組み合わせを楽しんだり、鉛筆や木炭など、どんな画材を使うかと考えたり、写し取るときの力や角度、色彩を工夫したりして表現することができるんだ。

コラージュ(貼り絵)

コラージュとは、複数の素材を貼り合わせたり組み合わせて、ひとつの作品にする技法のこと。フランス語の「coller(糊で貼り付ける)」が由来になっているよ。

コラージュのやり方
  • 色紙や印刷物など、使いたい素材を準備する。
  • 素材を好きな形に切り抜く。
  • 素材同士の組み合わせの効果を確かめる(配置を工夫するなど)。
  • 素材同士を貼りつける。
コラージュの道具

コラージュにつかう素材は、画材に限らず、布やガラス、写真、雑誌の切り抜き、ビンのフタなど、なんでも自由に選ぶことができるよ。

コラージュの作品例 コラージュの魅力

コラージュは素材を自由に選ぶことができるので、表現の幅がとても広いんだ。好きなように、思ったとおりに、自由に表現できることが魅力だね。また、自分の思った通りに作品を作れることで、心の内面が表されて癒されたりすることもあるんだ。そのため、コラージュは心理療法のひとつとして活用されることもあるよ。

スパッタリング(霧吹き)

スパッタリングとは、専用の網や歯ブラシなどを使って、絵の具を霧吹きのように細かい粒にして、画用紙にふりかけたり、飛ばして模様付ける技法

スパッタリングのやり方
  • 溶き皿に絵の具を入れ、水で好みの濃さになるまで薄める。
  • ブラシに絵の具を付けて、紙の10cmほど上からぼかし網でこする。
スパッタリングの道具

網は、目の細かいものであれば専用のぼかし網でなくても大丈夫。ブラシも、歯ブラシや掃除用のブラシなども使えるよ。毛に弾力のあるものを選ぼう。

スパッタリングの作品例 スパッタリングの魅力

スパッタリングも、偶然に出来る模様を楽しむ技法。絵の具が霧状に着色されるので、ふんわりと柔らかい表現ができるのが魅力だよ。

デカルコマニー(合わせ絵)

デカルコマニーは、紙に直接絵の具を塗りつけて、その紙を半分に折り重ねることで、絵の具が押しつぶされて転写された模様を利用する技法。フランス語の「転写する」という意味の「décalguer」が語源になっているよ。

デカルコマニーのやり方
  • 紙の半分側に絵の具を直接塗りつける
  • 絵の具が乾く前に紙を半分に折って、手で全体を押さえつけて絵の具を押しつぶし転写させる
  • 紙を開き、出来上がった模様を楽しむ(目などを描きたしても良い)。
デカルコマニーの道具

絵の具と紙のほかに、出来上がった模様をアレンジするために紙を切り抜くハサミなどもあってもよい。

デカルコマニーの作品例 デカルコマニーの魅力

転写させたときの偶然出来上がる形を楽しむことができる。絵の具を直接紙にのせるので、はっきりとした力強い表現ができる。出来上がった模様をアレンジする楽しみがある。

スタンピング(押し絵)

スタンピング(押し絵)とは、凹凸のあるものに絵の具を塗って、紙にスタンプした模様や形で表現をする技法

スタンピングのやり方
  • 用意した素材の型を取りたい部分に絵の具を塗る。
  • 絵の具を塗った部分を紙に押し付けて転写する。
  • 出来上がった模様に描き足してもよい。
スタンピングの道具

凹凸のあるものならなんでもOK。半分に切ったピーマンなどの野菜や瓶のフタや木の葉、手のひらなど。面白い形の素材を探すのも楽しいよ。

スタンピングの作品例 スタンピングの魅力

素材の持っている形をいかした作品をつくる楽しみがある。繰り返し絵の具を塗って型押しができるため、手軽に同じデザインを再現できる。どんなもので素材にすることができる。絵の具を塗って型押しをするだけなので、技術があまり必要なく、小さな子供でも楽しめる。

スクラッチ(ひっかき絵)

スクラッチは、その名のとおり、ひっかいたり削ったりすることで模様を作って表現する技法

スクラッチのやり方
  • 紙にあらかじめ水彩絵具などを塗る。どこを削っても下の色が出るように、スキマなく塗るのがコツ。
  • その上をクレヨンの黒などで塗りつぶす。
  • 下の絵の具の色が見えるようにクレヨン部分を削る。
スクラッチの道具

下地は水彩絵具やマーカーや色鉛筆など、上から塗るクレヨンと混ざらない画材ならなんでもOK。上に塗るクレヨンも、黒だけではなく何色か使うと作品に深みが出るよ。紙が大きくてクレヨンで塗るのが大変な場合は、アクリル絵の具の黒でも大丈夫。引っ掻く道具はスクラッチニードルという専用の道具もあるけれど、竹串や楊枝、書けなくなったボールペンや釘など、先が尖って削れるものなら何でも使えるよ。

スクラッチの作品例 スクラッチの魅力

引っ掻くときの線の強弱や太さなどを変えることで、かんたんに表現の工夫ができるよ。削った時に、下から綺麗な色が出てくる楽しみがある。黒と下地の色のコントラストが美しい作品が作れるよ。下地とクレヨンの色の組み合わせを変えることで、まったく違った印象の作品を作ることができるよ。

マーブリング(墨流し)

マーブリングとは、水の上に絵の具を垂らして、水面にできた模様を紙に写し取る技法。「墨流し」ともいうよ。

マーブリングのやり方
  • 溶き油で溶いた油絵の具や、マーブリング専用の絵の具をバットに張った水にたらす。
  • たらした絵の具を、棒で静かにかき回したり、息を吹いて流したりして(吹き流し)、絵の具が模様になるようにする。
  • できた模様の上に、紙をあてて、模様を紙に写し取る。
使う道具

マーブリングは、水の上に絵の具が浮く必要があるので、水よりも相対的に軽い油絵具や、マーブリング専用の絵の具を使う必要があるんだ。絵の具が水の下に沈んでしまったら、紙に写し取れないからね。水ではなく、絵の具よりも相対的に重い「マーブリング液」を使う方法もあるよ。どちらにせよ、「絵の具が浮く」ようになることが大事なんだね。

マーブリングの作品例 マーブリングの魅力

マーブリングは、絵の具を垂らしたときにできる偶然の模様や形を楽しむことができるよ。マーブリングならではの、絵の具どうしの混ざり合った色合いも魅力だね。

ドリッピング(吹き流し)

ドリッピングとは、多めの水で溶いた絵の具をふくませた筆をふったり、絵の具を滴らせたりして、画面にたらす技法のことだよ。英語の「ドリップ(滴る)」というとおり、絵の具を滴らせるのが特徴なんだ。

ドリッピングのやり方
  • 多めの水で絵の具を溶く。
  • 多めの水で溶いた絵の具を、筆にふくませる。
  • 筆を画面の上にかざして、振って絵の具の飛沫を散らしたり、絵の具を画面に滴らせたりして着色する。
ドリッピングの道具

ドリッピングは、水分を多く含ませる必要があるので、水性絵の具が多く使われるよ。

ドリッピングの作品例 ドリッピングの魅力

ドリッピングも、絵の具の飛沫が散ったり、絵の具が滴ったときにできる偶然の模様を楽しむことができるよ。

吹き流しとは

ドリッピング技法のひとつに、「吹き流し」というものがあるよ。絵の具を多めの水で溶くところまでは同じなんだけれど、「吹き流し」の場合は、筆を使うのではなく、絵の具を画面にたっぷりとたらして、それをストローや口で吹いて模様を作るんだ。

ストリング(糸引き絵)

ストリングとは、絵の具などで色をつけた毛糸を、ふたつ折りにした紙にはさんで引き抜く技法。「糸引き絵」とも呼ばれるよ。「ストリング」は、「糸」という意味だね。

ストリングのやり方
  • 毛糸やひも、糸などに水で溶いた絵の具で色をつける。
  • ふたつ折りした紙や画用紙に、着色した糸をはさんで、引き抜く。
ストリングの道具

糸は、系とや普通の紐はもちろん、金属のチェーンなどを使っても面白い模様が作れるよ。

ストリングの作品例 ストリングの魅力

ストリングも、糸が引き抜かれる時につくる偶然の模様を楽しめるよ。糸がこすれたり、絡み合ったりしてできる不思議な模様が魅力なんだ。

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