. 尿道炎の基礎知識
尿道炎の基礎知識
尿道炎の基礎知識

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にょうどうえん 尿道炎 尿道に原因微生物が感染し、炎症を起こした状態。淋菌やクラミジアが主な原因となる。 5人の医師がチェック 110回の改訂 最終更新: 2022.02.07 (斎木 寛・医師) 執筆・監修 医療事典 MEDLEY 編集チーム 医師・薬剤師

尿道で感染が起こった状態です。その多くは性病で淋菌感染症やクラミジア感染症になります。主な症状は、排尿時の痛みや違和感・尿道口から出てくる膿などです。時に、発熱や関節痛を伴うことがあります。 尿の中に白血球や細菌がいるかどうかを調べて診断します。近年抗菌薬の効かない耐性菌が増えているので、細菌培養検査と薬剤感受性試験を同時に行います。治療は抗菌薬を用いて行います。尿道炎が心配な人や治療したい人は、泌尿器科・性病科・感染症内科を受診してください。

  • 病原体が尿道に感染し、炎症を起こした状態
    • 主に男性に起こる
    • 多くは性病であるので、詳細は淋菌感染症やクラミジア感染症を参照
  • 尿道炎のほとんどの原因は性行為により感染する病原体
    • 淋菌
    • クラミジア
  • 大きく淋菌性尿道炎と非淋菌性尿道炎に分けられる
    • 潜伏期:感染してから症状が出るまでの期間
      • 淋菌性尿道炎は2~7日程度
      • 非淋菌性尿道炎は1~3週間程度
    • 症状は淋菌性尿道炎の方が強いことが多い
  • 淋菌性尿道炎の治療が遅れた場合に、前立腺炎や精巣上体炎などになり、男性不妊の原因になることがある
詳細な情報を見る
  • 排尿時にひりひりする感覚
  • 排尿時の強い痛み
  • 尿の出るところの腫れ、赤み
  • 尿の出るところから膿がでる
症状の詳細
  • 尿検査:尿の中に白血球や細菌がいるのかどうかを調べる
  • 尿細菌検査:原因となっている病原体を調べる
検査・診断の詳細

尿道炎の治療法

  • 治療の原則は抗菌薬の使用
    • マクロライド系抗菌薬 
    • テトラサイクリン系抗菌薬
    • ニューキノロン系抗菌薬
    • セフェム系抗菌薬   など
  • 予防、再発予防方法
    • 性行為の際にコンドームをつけたり、パートナーが感染していないか検査するなどが予防に重要
  • 一度感染したとしても再感染する
  • 特に女性では感染を放置すると不妊症や異所性妊娠の原因となることがあるので、感染が疑われたら検査を行うようにすることが重要
治療法の詳細 尿道炎が心配な方

尿道炎では尿道から膿が出たり、排尿時に痛みを感じたりします。原因として多いのは淋菌とクラミジアですが、特にクラミジア尿道炎では症状が弱いため、自身の感染に全く気づかないまま過ごしている方もいます。

このような場合でも、症状がなければ治療しなくて良いということはありません。女性ではクラミジア感染症が不妊の原因となりますし、男性ではパートナーへの感染源となってしまうという観点からも、診断がつき次第治療を行う必要があります。

このような尿道炎でないかとご自身で心配になった時、最初に受診するのは泌尿器科や産婦人科(女性の場合)、感染症内科のクリニックが適しています。性感染症の中でもクラミジア尿道炎や淋菌性尿道炎は一般的な病気ですので、特別な大病院や専門病院ではなくクリニックで十分診断や治療が出来ます。

尿道炎の診断は問診と診察、尿検査で行います。クラミジア尿道炎と淋菌性尿道炎は併発しやすいため、両者の検査を行います。

尿道炎に関連する診療科の病院・クリニックを探す 尿道炎でお困りの方

尿道炎の治療は抗生物質(抗菌薬)です。原因となっている病原体によっていくつかの種類のものを使い分けます。放置するとパートナーに移ったり、不妊の原因になったりするので、しっかりと治療することが大切です。

熱が出たり、お腹が痛くなった時には、症状が進行して骨盤腹膜炎や肝周囲炎になっている可能性があります(特に女性の場合)。そのような場合は入院の上で治療を行いますので、産婦人科のある病院を受診することをお勧めします。

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