. 神戸山口組トップの「集金システム」に真っ向から反対…「やくざの大義」を模索する団体とは
神戸山口組トップの「集金システム」に真っ向から反対…「やくざの大義」を模索する団体とは
神戸山口組トップの「集金システム」に真っ向から反対…「やくざの大義」を模索する団体とは

神戸山口組トップの「集金システム」に真っ向から反対…「やくざの大義」を模索する団体とは

2026.03.13
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神戸山口組トップの「集金システム」に真っ向から反対…「やくざの大義」を模索する団体とは

溝口 敦

ノンフィクション作家

ジャーナリスト

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かつて20万人もの構成員を擁した暴力団。

覚せい剤の輸入や賭博、みかじめ料の徴収で莫大な収益を上げ、1980年代の年間収入は推計8兆円に達したと言われる。だが平成に入って以降、暴対法の制定や警察の行き過ぎた捜査、メディアによる批判的な報道が原因となり、暴力団は衰退の一途をたどってきた。

では、暴力団が社会から消えていくことは、我々一般国民にとって「良いこと」だけなのだろうか?しばし「必要悪」として語られてきた“やくざ”の実態を、『やくざは本当に「必要悪」だったのか』より一部抜粋・再編集してお届けする。

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【前編を読む】“懲役に行く者”を前提に組織をつくる…暴力団・山健組2代目組長の「数は力」という組織目標

なぜ神戸山口組は短期間で分裂したのか

つまり神戸山口組の井上邦雄組長は6代目山口組の司忍組長に対して、その利己主義を批判・糾弾しながら、自分もまたカネ集め大好きの金権亡者だったことを露呈した。これによりやくざの若手組員たちが求め続けたやくざの大義とスジは神戸山口組からも宙に浮き、次に絆會に遷っていった。

神戸山口組の結成からわずか2年足らず、2017年4月に、それまで神戸山口組で若頭代行をし、傘下の山健組でも副組長だった織田絆誠を中心に「任侠団体山口組」(その後絆會と改称、以後絆會と呼ぶ)が分派、結成された。結成式は尼崎で行われたが、その席で神戸山口組組長・井上邦雄に対して前記の集金法や味方身びいき、疑わしい人間性などが激しく非難された。

絆會の結成式で同会本部長・池田幸治は、こう述べている。

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「まず名古屋方式(司組長、髙山若頭が採る方式)を否定して立ち上がった神戸山口組であります。その名古屋方式の悪政は数々あれど、大きく分けると、

第一に金銭の吸い上げ、

第二に当代(司組長を指す)の出身母体(名古屋に組本部を置く弘道会のこと)のひいき、

第三に当代が進言・諫言を一切聞かない、

これでは山口組が自滅の道をたどると、真っ向から否定して立ち上がったにもかかわらず、神戸山口組の現実はその名古屋方式にも劣るそれ以下の悪政でした」

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