. JIS H 7305:2010 超電導―臨界電流の試験方法―銀シースビスマス2212及びビスマス2223酸化物超電導線の直流臨界電流
JIS H 7305:2010 超電導―臨界電流の試験方法―銀シースビスマス2212及びビスマス2223酸化物超電導線の直流臨界電流
JIS H 7305:2010 超電導―臨界電流の試験方法―銀シースビスマス2212及びビスマス2223酸化物超電導線の直流臨界電流

JIS H 7305:2010 超電導―臨界電流の試験方法―銀シースビスマス2212及びビスマス2223酸化物超電導線の直流臨界電流

この規格ページの目次

  • JISH7305 規格全文情報
  • pdf 目 次
  • まえがき
  • 超電導−臨界電流の試験方法−銀シースビスマス2212及びビスマス2223酸化物超電導線の直流臨界電流
  • 序文
  • 1 適用範囲
  • 2 引用規格
  • 3 用語及び定義
  • 4 原理
  • 5 試験条件
  • JIS H 7305:2010の引用国際規格 ISO 一覧
  • JIS H 7305:2010の国際規格 ICS 分類一覧
  • JIS H 7305:2010の関連規格と引用規格一覧
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JIS H 7305:2010 規格概要

この規格 H7305は、銀又は銀合金を被覆したビスマス2212及びビスマス2223酸化物超電導線の短尺,直線試料での直流臨界電流試験方法について規定。

JISH7305 規格全文情報

規格番号JIS H7305 規格名称超電導―臨界電流の試験方法―銀シースビスマス2212及びビスマス2223酸化物超電導線の直流臨界電流規格名称英語訳Superconductivity -- Part 3:Critical current measurement -- DC critical current of Ag- and/or Ag alloy-sheathed Bi-2212 and Bi-2223 oxide superconductors制定年月日2003年10月20日最新改正日2019年10月21日JIS 閲覧‐ 対応国際規格

ISO

IEC 61788-3:2006(IDT)国際規格分類

ICS

17.220, 29.050主務大臣経済産業JISハンドブック‐ 改訂:履歴2003-10-20 制定日, 2008-10-01 確認日, 2010-03-23 改正日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認ページJIS H 7305:2010 PDF [18] H 7305 : 2010 (IEC 61788-3 : 2006)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[3]
  •  5 試験条件・・・・[3]
  •  6 装置・・・・[4]
  •  6.1 試料ホルダーの材質・・・・[4]
  •  6.2 試料ホルダーの製作・・・・[4]
  •  6.3 計測装置・・・・[4]
  •  7 試料準備・・・・[4]
  •  7.1 反応熱処理・・・・[4]
  •  7.2 試料の取付け・・・・[5]
  •  8 試験手順・・・・[6]
  •  9 試験方法の精度及び精確さ・・・・[7]
  •  9.1 臨界電流・・・・[7]
  •  9.2 温度・・・・[7]
  •  9.3 磁界・・・・[7]
  •  9.4 試料とホルダーの支持構造・・・・[7]
  •  9.5 試料の保護・・・・[7]
  •  10 試験結果の計算方法・・・・[8]
  •  10.1 臨界電流基準・・・・[8]
  •  10.2 n値(参考値)・・・・[8]
  •  11 報告事項・・・・[8]
  •  11.1 試料の表示・・・・[8]
  •  11.2 Ic値に関する報告・・・・[8]
  •  11.3 試験条件の報告・・・・[9]
  •  附属書A(参考)箇条1から箇条10までの追加参考事項・・・・[10]
  •  附属書B(参考)高温酸化物超電導線の臨界電流の磁気ヒステリシス・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS H 7305 pdf 1] ―――――

H 7305 : 2010 (IEC 61788-3 : 2006)

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人国際超電導産業技術研究センター(ISTEC)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 これによって,JIS H 7305:2003は改正され,この規格に置き換えられた。 この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS H 7305 pdf 2] ―――――

日本工業規格(日本産業規格) JIS H 7305 : 2010 (IEC 61788-3 : 2006)

超電導−臨界電流の試験方法−銀シースビスマス2212及びビスマス2223酸化物超電導線の直流臨界電流

Superconductivity-Part 3:Critical current measurement-DC critical current of Ag- and/or Ag alloy-sheathed Bi-2212 and Bi-2223 oxide superconductors

序文

この規格は,2006年に第2版として発行されたIEC 61788-3を基に,技術的内容及び構成を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。 なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 この規格によって規定される試験方法は,超電導工学分野に従事する技術者に対して,適切で合意できる技術基礎を与えることを意図したものである。 銀シースしたビスマス系酸化物超電導線をはじめとする複合超電導線の臨界電流は,多くの変数に依存して変化する。これらの変数は,超電導線の応用においてだけでなく,超電導線の試験においても十分考慮する必要がある。磁界,温度,磁界角度などの試験条件は,その線の用途に応じて決定する必要がある。また,応用によっては独自の判定基準で臨界電流を決定してもよい。試験に不規則性がある場合は,できるだけ数多くの試験を行うことが望ましい。

1 適用範囲

この規格は,銀又は銀合金を被覆したビスマス2212及びビスマス2223酸化物超電導線の短尺,直線試料での直流臨界電流試験方法について規定する。対象とする超電導線はモノリス構造であり,単心又は多心形の丸線,平角線又はテープである。 この方法は,臨界電流値500 A未満,かつ,n値が5以上である超電導線に適用する。外部磁界の有無はいずれでもよい。特に,テープ状(平角状)試料の場合は,磁界はテープ幅広面(又は平角面)に対し,平行又は垂直にかけるものとする。試料は試験中,液体ヘリウム又は液体窒素に浸される。簡略試験で許容できるこの試験方法からの逸脱範囲,また,その他の特別な制限事項に関しても規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 61788-3:2006,Superconductivity−Part 3:Critical current measurement−DC critical current of Ag- and/or Ag alloy-sheathed Bi-2212 and Bi-2223 oxide superconductors(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ とを示す。

――――― [JIS H 7305 pdf 3] ―――――

2H 7305 : 2010 (IEC 61788-3 : 2006)

2 引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS H 7005 超電導関連用語 注記 対応国際規格 : IEC 60050-815:2000,International Electrotechnical Vocabulary−Part 815: Superconductivity(MOD)

3 用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS H 7005によるほか,次による。3.1臨界電流 Ic(critical current) 抵抗なしで流れるとみなせる最大直流電流値。 注記 Icは磁界強度と温度との関数。3.2臨界電流基準(Ic基準)(critical current criterion) 電界強度E又は比抵抗ρを基に臨界電流Icを決める基準。 注記1 電界基準としてはE=10 一 はE=100 一 比抵抗基準としてはρ= 13 Ω・m又 はρ 10−14 Ω・m ‰ 併 いられる。 注記2 短尺の酸化物高温超電導サンプルに対しては,前記の注記1に記載した値よりも,大きな電 界基準値又は比抵抗基準値をIc基準として用いることがある。3.3(超電導体の)n値[n-value (of a superconductor)] 電界強度又は比抵抗の特定の範囲で電圧(U)と電流(I)との関係が近似的にU∝I nの式で表されるときのべき数。 注記 酸化物高温超電導体の場合,広範囲の電圧領域に対してべき乗則での近似を行うことは適切で はない。電圧領域を限定してべき乗則近似を行う。3.4クエンチ(quench) 超電導体又は超電導機器における超電導状態から常電導状態への制御不能,かつ,不可逆な転移(現象)。 注記 通常,超電導マグネットに対して用いられる用語。3.5(フラクソンに作用する)ローレンツ力[Lorentz force (on fluxons)] 電流によってフラクソンに働く力。 注記1 電流密度をJ,磁束密度をBとして,単位体積当たりの力はJ×Bとなる。 注記2 “ローレンツ力”は,IEV 121-11-20(Area:Electromagnetism/Electromagnetic concepts and quantities, Coulomb-Lorentz force)に定義されている。3.6(複合超電導線の)カレント・トランスファー[current transfer (of composite superconductor)] 直流電流が複合超電導線内の隣接する超電導フィラメントに移流することによって超電導線に沿って電圧が発生する現象。

――――― [JIS H 7305 pdf 4] ―――――

3 H 7305 : 2010 (IEC 61788-3 : 2006) 注記 臨界電流測定のときには,電流端子付近では,電流が周囲から内部に流入し,フィラメント間 で電流分布が不均一になるため,この現象が電流端子付近で起こる。3.7定速掃引法(constant sweep rate method) ゼロからIc直上まで一定速度で試料電流を増加させながら,U-I特性データを収集する方法。3.8ステップ掃引法(ramp-and-hold method) 試料電流を,ある時間間隔をおいて段階的に逐次増加又は減少させながら,U-I特性データを収集する方法。3.9Bi-2212, Bi-2223 酸化物超電導体(Bi-2212 and Bi-2223 oxide superconductors) CuO2面を含む層状構造の酸化物超電導体。それぞれの化学式は,Bi2Sr2CaCu2Ox (x8), (Bi, Pb)2Sr2Ca2Cu3Ox (x10)である。

4 原理

複合超電導線の臨界電流は,一定圧力下にある冷媒容器の中で,一定の外部磁界を印加し,かつ,所定の温度を保持した状態での電圧(U)-電流(I)特性を測定することによって求められる。U-I特性取得のためには,直流電流を超電導試料に通電し,試料の一定区間に発生する電圧を計測する。臨界電流は,所定の電界基準(Ec)又は比抵抗基準(ρc)に達したときの電流値で定義する。電界基準(Ec),比抵抗基準(ρc)いずれの場合にも,電圧端子間距離に応じて,それぞれの基準に相当する電圧基準値(Uc)が設定できる。

5 試験条件

この方法による目標精度は変動係数(標準偏差を平均値で除したものを100倍)として,ゼロ磁界,4.2 K又は77 K近傍測定に対して,5 %未満とする。 この試験方法では,カレント・トランスファー補正を行わないこととする。また,測定時にカレント・トランスファーが著しい場合は,その測定を無効とみなす。 この規格の使用に当たっての適切な安全及び衛生上の対策を調査,確定し,規定限界値の適用性を決定しておくことは,利用者の責任である。特に注意すべき事項を,次に示す。a) この種の測定には危険性が伴う。大直流電流とはいえ低電圧であるために,人体に損害を与えるよう なことは必ずしもないが,工具,トランスファーラインなどの別の良導体を介してリード線が不意に ショートした場合は,大きなエネルギーが放出され,アークが発生しやけど(火傷)を負う危険があ る。リード線は,ショートしないよう処置する必要がある。b) 磁界発生用超電導マグネットに蓄えられたエネルギーは同様な大電流・電圧パルスの発生となるか, 急激な沸騰,爆発状態を起こすような大量の熱エネルギーを極低温装置に与えることになるので注意 が必要である。c) さらに,急激な冷媒の沸騰,爆発は,酸素欠乏状態を周囲にもたらす危険があり,換気の強化も必要 である。超電導体を超電導状態に転移させるため冷却用の冷媒の使用は不可欠であるが,低温液体ト ランスファーライン,貯蔵容器又は装置と肌とが直接触れると,こぼれた冷媒との接触と同じく,そ の場で凍りつくことになる。

――――― [JIS H 7305 pdf 5] ―――――

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JIS H 7305:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61788-3:2006(IDT)

JIS H 7305:2010の国際規格 ICS 分類一覧

  • 29 : 電気工学 > 29.050 : 超伝導及び導電材料
  • 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.220 : 電気学.磁気学.電気的及び磁気的測定

JIS H 7305:2010の関連規格と引用規格一覧

規格番号規格名称JISH7005:2005超電導関連用語

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