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カーFMコンバータ TL-J5201
  • はじめに
  • 注意
  • カーFMコンバータを購入
    • 気になったアマゾンでのレビュー
  • カーFMコンバータを見てみる
    • カーFMコンバータが届いた
    • 品番が違う JL-T2105ではなくTL-J5201
    • 分解してみる
    • 基盤の部品配置を書き出してみる
    • 波形を測定してみる
    • 仮に輸入車など海外向けラジオに接続すると(推測)
      • 高調波は
  • 無改造で試しにカーラジオに接続してみる
    • 室内にて放送を受信してみる
      • 電源を接続する
    • AM放送局
    • 元のFM放送局
    • FM補完放送を受信してみる
  • 車に取り付けてみる
    • スイッチを取り付けてみる
    • 受信してみる
      • AMを受信してみる
      • FMを受信してみる
      • FMで強い局がほかの周波数でも
    • 走行中受信が非常に弱くなった
    • そして断線に、、、
  • さいごに
  • ラジオには体温のような温もりがある
はじめに

先日カーFMコンバータを購入してワイドFM(FM補完放送)受信に使用してみましたが、改造をしなくては能力を発揮することができませんでした。 他のものはどうなのかと思い、この度よく見かけるもう一種類を購入してみました。 思った通りに行くのか、試してみたいと思います

※カーFMコンバータを買って改造してみたの続編となりますので(その2)としていますが結局改造は出来ずじまいでした。

注意

恐れ入りますが、この記事を参考にして改造などをされる際には、ご自身の責任にてお願いいたします

 FMコンバータの特性を理解し、お住まいの地域の放送周波数のことが分かった上での導入が必要となります。

sasukedog.hatenablog.jp

カーFMコンバータを購入

いつものアマゾンにて 日本の自動車用のAkozon FMラジオアンテナカー周波数FMバンドエキスパンダー [asin:B07Z8PHQCS:detail]

を2022年2月に購入しました。 (2022年8月現在リンク切れのようです。その3でも同じものを紹介していますので参考になればと思います)

気になったアマゾンでのレビュー

気になったアマゾンのレビューを見てみると   ・AM放送は受信できない ・簡単なバイパスLPFを自作する必要あり ・電源連動のリレーでアンテナの入出力を本機を経由させるかスルーさせるかの回路を付加 ・INとOUTの同軸の芯線を別に用意したジャンパー線で直結したらAM波も受信できるようになった

・セラミックコンデンサが水晶発振子に触っていた。そして、コイルの巻幅を調整して何とか動作するようになった。

・取付中にメス側コネクターが、負荷がかかってもないのに取れた

・水晶が14MHzでは干渉するので12MHzに変更した

・家庭のオーディオで動かすために単3電池2本の電池ケースを用意し電源を供給した

などと、構造上や部品取付の問題、AM放送への対応が課題となりそうです

カーFMコンバータを見てみる カーFMコンバータが届いた

アマゾンから数日で購入したものが届きました

カーFMコンバータ TL-J5201

パッケージに入れられており英語ですが説明書が入っています。 パッケージの透明なプラスチックは割れていましたが、中身に影響はなさそうです パッケージの型紙の裏にも説明が書かれています

外観TL-J5201 品番が違う JL-T2105ではなくTL-J5201

ここで購入したもののアマゾン掲載の写真と品番が違うことに気づきます。 購入したものの写真には、JinLi「JL-T2105」とありますが 届いたものはTiLini「TL-J5201」とあります。

JASOのコネクタや電源コードなどの構成は同じなので、機能的には同じものだと思われます

分解してみる TL-J5201 を分解する

ねじ止めなどはされておらず、モナカのように基盤が上と下のカバーで挟まれています。4隅のピンで結合されています。 細いマイナスドライバーを突っ込むなどして、手を突き刺してけがをしないように開けていきます

TL-J5201 を開けてみた

非常にコンパクトに部品がまとめられています チップ部品が使用されており水晶は14MHzのものが1つ取り付けられています。 レビューにあったような水晶とコンデンサの物理的干渉はなさそうです。「JL-T2105」の場合はそのようになっていたのかもしれません。 アンテナジャックの配線は今は大丈夫ですが、細い単線1本が接続されており引っ張られたりする力が直接かかると断線の恐れはあります。

基盤の部品配置を書き出してみる FMコンバータ TL-J5201基盤図

 基盤の部品配置図を描き出してみました 間違っている可能性のありますのでご了承ください

波形を測定してみる TL-J5201 14MHz波形

手持ちのオシロスコープで波形を測定してみました。

仮に輸入車など海外向けラジオに接続すると(推測)

カーFMコンバーターをアップコンバーターとして使用します(受信したい放送波+設定周波数=ラジオの受信周波数) アップコンバータとして使用すると言っても+と-もどちらも同時に出力されているので何か操作がいるわけではありません

海外のFMラジオ放送はアメリカだと88~108MHz(ヨーロッパは87.5~108MHz)のようです

88MHz~95MHzの間はそのまま受信できますが、76~88MHzの放送は受信することができません。

注意:U.S.A仕様の87.9~107.9MHz(奇数周波数の200kHzステップ)のラジオだと、87.9->88.1->88.3->88.5..... と受信周波数が変わっていきますので、その間の88.0・88.2・88.4......は受信できないこととなり、思い通りに受信できません。

FM放送波を76~90MHzとすると。 FMコンバータの水晶は14MHzなので元の周波数に+14MHzされますので、76~90MHzは90~104MHzに変換されます。 東京FM80.0MHzは、94.0MHzに変換されます

高調波は

FMコンバータの水晶は14MHzなので、98MHzで高調波を受信します。

無改造で試しにカーラジオに接続してみる

ワイドFMの放送が90~95MHzです。 水晶が14MHzですので、ダウンコンバートされて出てくるのは「受信したい周波数-14MHz」の計算となります。(実際にはアップコンバートされた「受信したい周波数+14MHz」も同時に出力されています) なので90~95MHzは76~81MHzに変換されます。

発振周波数の高調波に合わせてみます。 14MHz×6倍=84MHzに合わせると無音の強い信号(第6高調波)を受信します 84MHzにFM放送がある場合には受信できません

室内にて放送を受信してみる TL-J5201 室内で受信してみる

車で試す前に、室内にてDC12VのACアダプターを接続して動作を確認してみます 室内にて電線をアンテナがわりとしてみました。 まともなアンテナも用意してないのでラジオの受信は厳しい環境です

電源を接続する

電源にDC12VのACアダプターを使用していましたが案外これが重要で、小型のスイッチング型(アダプタ写真左側)を使用したためにAM放送がノイズの影響で受信できない状態でした。電源はノイズの少ないものを使用しましょう。一般的にトランス型(アダプタ写真右側)の方がノイズが少ないようです。

ACアダプタの場合リード線が黒色と黒色に白い筋が入っているなどで、プラス・マイナスの極性がわかりません 必ずテスターなどを利用して極性を確認して、プラスをコンバータの赤色の線、マイナスをコンバータの黒色の線に接続します

AM放送局

カーFMコンバータを仲介すると、アンテナが無くても受信できそうなくらい電波の強い放送局以外は入りませんでした  コンバータのアンテナの入力と出力間にジャンパーを入れるか手元にあった10μHのインダクタを入れると、直接ラジオにアンテナ接続するのと同じように聞こえます

元のFM放送局

その1の記事と同じく、例えばコンバータ無しでも受信できる79.5MHzの放送を受信しようとすると建物内でもともと非常に電波が弱いうえ、FMコンバータの影響で放送の受信が非常に厳しいです。 FMコンバータの電源を切るとノイズ交じりで受信できるようになり、コンバータのアンテナの入力と出力をジャンパーすると、良くなります。

アップコンバートして、79.5+14=93.5MHzでも確認のために接続したワイドFM対応ラジオならノイズ交じりに受信できました。

FM補完放送を聴くとき以外はFMコンバータの電源を切ったほうが良さそうです

FM補完放送を受信してみる

 今回内蔵されている14MHzの水晶発振子を利用すると在来FM放送の76.1MHzは90.1MHzに変換され、古いFMラジオの受信範囲外となりますのであまり多く干渉などを考えなくて良いかもしれません。 逆に90.1MHzのワイドFM放送は76.1MHzに変換されることとなります。  文化放送91.6MHzは14MHz低い77.6MHzに変換されます

車に取り付けてみる スイッチを取り付けてみる

その1の実験と同じく入力と出力をショートするための配線とスイッチを取り付けてみます。  車のラジオを取り換えます、だいぶん手馴れてきましたw アンテナコネクタの部分がずいぶんと窮屈になっています。これがのちに悲劇を起こします。

車に取り付け 受信してみる AMを受信してみる

AMについてはショート用のリード線を付けた影響なのか、室内試験とは違い、ショートしてもしなくてもあまり変化が無い印象。もう少し試験が必要。

FMを受信してみる

FMについては84.0MHZで高調波がありますのでこの周波数付近は受信不可能です。 ワイドFMの放送は-14MHzで聴取することができました。 在来のFM局はコンバータの電源を入れるとノイズが乗ることもありましたので、在来のFM局を聴くときには電源を切ったほうが良さそうです。

FMで強い局がほかの周波数でも

カーFMコンバータを買って改造してみた(その1)で紹介したFMコンバータでは気が付きませんでしたが、こちらのコンバータでは従来のFM放送の電波の強い局が、関係のない周波数で受信されることがありました。コンバータの電源を切ると受信しなくなります。  ※カーFMコンバータを買って改造してみた (その3)に詳しく書いています。

走行中受信が非常に弱くなった

車で移動中や走った地での受信具合を見ようと思い走っていましたが、1日程で受信が非常に弱くなりました。

何だろうと調べるためにコンバータを開けてみると、入力アンテナのシールド線がおそらく振動によって移動してきて芯線と接触しています。

右側の写真がシールドの網が芯線にショートした状態 そして断線に、、、

シールドの編み線を整え、数日間気を取り直して走って居ましたらまた聞こえなくなりました。 網線がまたずれたかなと思いましたが、今度はポロンと外れて出て来まして、入力側のコネクタが断線しておりました。

さいごに

この試験はここまでとしました このコンバータを使用される際には、コネクタに負荷がかからないように注意をする必要があります  -14MHzという仕様は非常に魅力的ではありますがコネクタ部分が非常に残念でなりません

アンテナの配線を取り替える、電源を用意するなどの工夫は必要ですがこのコンバータの基盤を使って家庭のラジオをワイドFM対応に流用する事が検討できると思われます

その1・その2以外にもFM補完放送用のコンバータは数多く存在しますし、ヤフーオークションにも気になる基盤が出品されています。

どうしても従来の76~90MHzのFMラジオで聞かないといけないというのでなければ、面白みには欠けますが素直にワイドFM対応のものに交換するもの良いかもしれません

ラジオには体温のような温もりがある

開局70周年の節目を迎えた放送局も多くなっています AMラジオ放送もAM波・FM波・ラジコといろいろな方法で聴取できる時代となりました。 「ラジオには体温のような温もりがある」とおっしゃったパーソナリティのかたがいます 車での移動中はもとより、家で過ごすときでもラジオとともに素敵な曲に触れあったり、リスナーの投稿の内容をともに喜んだり悲しんだり、自分もはがきを書いたり 形は少しずつ変化していますが、ラジオ大好きです。

さいごまでご覧いただきありがとうございます

2022/02/28/012300

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