Accuphase C-3800
- Accuphase C-3800
¥1,700,000(2010年7月発売)
それまでに培ったプリアンプのノウハウを集大成して開発されたコントロールアンプ。 ボリュームコントロール部にはBalanced AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)方式を採用しています。 Balanced AAVAではAAVAを2回路平衡駆動としており、バランス入力-バランス出力となる理想のボリュームコントロールを実現しています。そして、これによりプリアンプとして入力から出力端子までの信号の流れ全てを完全バランス構成としています。 AAVA方式では重み付けされた16種類のV-I変換アンプを電流スイッチで切り替え、各電流をI-V変換器で合成して電圧に戻すことで音量調整を行っています。この構成によって2の16乗=65,536段階の組み合わせが可能となります。この方式はインピーダンス変化などの影響を受けないため実用音量レベルでのノイズの増加が少なく、高いS/N比を維持することが出来ます。また、周波数特性も変わらないため音質変化がありません。さらに各チャンネルを独立させる事ができるため微小レベルでも左右の音量差やチャンネル間のクロストークが殆ど発生しません。 Balanced AAVAでは電流源も完全バランスとするため、プラス入力とマイナス入力のそれぞれに16種類のアンプを配置しており、さらに上位2bitのV-I変換アンプはパラレル構成とし、合計36個のV-I変換アンプを搭載しています。これにより非常に低雑音の電流源を作り出す事が可能となり、S/N比を向上させています。 アッテネーターや左右の音量バランスもAAVAで行っています。 ボリューム調整にはボリュームセンサー機構を採用しており、パネル面のボリュームノブを回して実際に聞く音量レベルのポジションを検出し、その信号をCPUに伝達してAAVAをコントロールしています。 このボリュームセンサー機構にはアルミブロック削り出しを採用しており、重量級となる事でノブ回転時のフィーリングも良好となり、より緻密な位置検出を可能にしています。 入力アンプ部には非常に高速でローノイズかつ優れた出力電圧特性をもつMCS+のカレント・フィードバック増幅回路を4個構成しており、インスツルメンテーション方式に発展させて搭載しています。 各回路はユニットアンプで構成されており、基板にはガラス布フッ素樹脂基材を採用し、銅箔面には金メッキ処理が施されています。 ユニットアンプはガラスエポキシのマザーボード上に左右完全独立して配置されています。そして、8mm厚の硬質アルミによるフレーム構造によってしっかりと保持されており、電気的干渉や物理的振動を抑えています。 入力信号の切り替えにはロジックリレーコントロール信号切替回路を採用しています。 電源部には高効率トロイダルトランス2個と10,000μFx12個のフィルターコンデンサーを採用しています。 プリアンプのゲインは3段階切換式となっています。 外部プリアンプとの切替が行えるEXT PRE機能を装備しています。 全ての入力ポジションに対して出力の位相設定が可能です。 設定はLEDの点灯で確認できます。消灯時は正相となります。 3段階のゲイン切替が可能な専用ヘッドホンアンプ回路を内蔵しています。 コンペンセーター機能を搭載しており、低音域の量感を3段階で調整できます。 入力ポジションと音量レベルを文字表示できます。 ゴールド調のパネルフェイスと自然木のパーシモンウッドケースを用いたデザインとなっています。 電源ケーブルには極太OFC導体を用いた新開発のものを採用しています。 音量調整や入力切替が可能なワイヤレスリモコンが付属しています。