【中学生向け春の俳句 30選】おすすめ!!春の季語を使った俳句作品集を紹介!
中学生のみなさん、春の俳句作りで困ったことはありませんか?
季語は旧暦が基準ですので、現在の季節感とは少しずれていることも俳句にとりかかりにくい理由の一つです。
ここではみなさんにも想像しやすい身近な春の季語を始め、春の季語を含む有名作品から中学生の俳句作品まで、たくさんご紹介していきます。
ぜひ自分らしい春の俳句作りにトライしてくださいね。
ひとときの夢幻(むげん)楽しみ春はゆく#haiku #sakura pic.twitter.com/ttxRhgN8Dt
— 愛 夢華🍎🕊️🐋✨ (@ainohohoemi) April 5, 2016
リス先生 それでは、さっそく見ていこう!
目次
- 1 俳句に春らしさを出す!春の季語を知ろう
- 2 中学生向け!「春の季語」を含む有名俳句集【15選】
- 3 中学生向け!「春の季語」を含む俳句作品集【15選】
- 4 こちらの記事もおすすめ!
俳句に春らしさを出す!春の季語を知ろう
まずは「季語」とは何だろう?からご説明します。
俳句は季節感を感じる言葉遊びから始まったもので、”春夏秋冬”を表す言葉が大事なポイントです。この季節を表す言葉を「季語」と呼びます。
ここで、中学生にとって使いやすい春の季語をご紹介していきます。
春の季語は旧暦が基準ですので、今の季節とは少しズレていると感じるものもあるかもしれませんので、注意しましょう。
(※旧暦の1、2、3月(新暦の2、3、4月))
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中学生向け春の季語
■気候・天文の季語■
暖か、うららか、春の○○(朝、夕、夜、空、暮など)、東風、霞、おぼろ月、立春、如月、啓蟄、春めく、八十八夜、春一番、花冷え
■風景・地理の季語■
春の○○(海、川、山、土、野、水など)、雪解け、残雪
■生活行事や食べ物の季語■
バレンタイン、桃の節句、卒業、入学、ゴールデンウィーク、みどりの日、どんたく、朝寝、春眠、風車、あさり、木の芽和え、ひなあられ、ひな祭り、わらび餅、いちごミルク
■動物や生き物の季語■
うぐいす、蝶、ひばり、巣箱、蜂、鳥の巣、白魚、ツバメ、トカゲ、桜鯛
■植物や野菜の季語■
菜の花、梅、つくし、青のり、伊予柑、クレソン、木の芽、シクラメン、わかめ、ネーブル、春の草、よもぎ、梅、ミモザ、ゼンマイ、タラの芽、春大根、わらび、アスパラガス、ウド
【春の俳句の作り方】簡単!!春の季語や季語を使った俳句の作り方&コツなど2019.11.8 俳句が一般的な趣味として定着してから、かれこれ60年になります。 最近はバラエティー番組の俳句コーナーが大人気で、これまでにない俳句ブームが到来しています。 思っていたよりも俳句を身近に感じ、そして、今は春の季節!俳句を詠むのには絶好の季節です。 いつもより のどかな春に 桜咲く#haiku...【俳句の春夏秋冬は何月から何月まで?】徹底解説!四季の期間・季節の区切り方など2021.7.2 日本には春夏秋冬それぞれに特徴がありますが、 案山子(かがし)は秋の季語なのか・・・。春の案山子は種案山子。 旧暦との違いなど俳句には俳句のマナーがあって難しい。 pic.twitter.com/s7gmfzO7fq — バンブーケーキ (@taketake1981061) May 19, 20...
中学生向け!「春の季語」を含む有名俳句集【15選】
ここからは、有名俳人が詠んだ春のおすすめ俳句を紹介していきます。
リス先生 もしかしたら教科書などで目にしたものもあるかもしれないよ!お気に入りの一句が見つかるといいね!
【NO.1】与謝蕪村
『 菜の花や 月は東に 日は西に 』
季語:菜の花(春)
意味:菜の花畑の中、東からは月が昇り始め日が西に沈んでいくところだ。
【菜の花や月は東に日は西に】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!!2019.12.7 リズムよく口ずさみやすい俳句は、親しみやすくもあり、追求していくと果てしなく奥の深い文学です。 そもそも俳句は江戸時代には俳諧と呼ばれており、江戸の俳諧師の中でも「松尾芭蕉」「小林一茶」「与謝蕪村」は芸術性の高い作品を残し、後世にも影響を与えました。 今回はそんな中でも与謝蕪村の有名な一... 俳句仙人 とても有名な俳句です。見渡す限りの黄色い菜の花畑、白い月とオレンジ色の夕日が同時に見えている美しい色彩が目に浮かぶ、絵画のような句です。
【NO.2】与謝蕪村
『 春の海 ひねもすのたり のたりかな 』
季語:春の海(春)
意味:おだやかな春の海は一日中、のたりのたりと波が寄せていることだ。
【春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな】俳句の季語(季節)や意味・表現技法・作者など徹底解説!!2019.11.28 日本に古くから伝わる文章の一つである俳句。 最近では、授業で習ったり趣味としてよむ人も多くなってきました。 今回はそんな数ある俳句の中でもよく耳にするという句を紹介していきます。 鴨居。春の海終日のたりのたりかな という句がとても合う。雰囲気がのんびりしてた。 pic.twitter.com... 俳句仙人 「ひねもす」は一日中のことです。穏やかに晴れた春の日、海のそばで「のたりのたり」の波をウトウト眺めていた作者だったのでしょう。
【NO.3】小林一茶
『 雪とけて 村いっぱいの 子どもかな 』
季語:雪どけ(春)
意味:やっと雪解けの季節になり、外遊びを待ちかねていた子どもたちが村いっぱいに飛び出して遊んでいる。
【雪とけて村いっぱいの子どもかな】俳句の季語や意味・作者「小林一茶」など徹底解説!!2019.12.12 「江戸の三代俳人」として活躍した「小林一茶」。 彼の作る俳句は、子供やかえる・すずめなど小さな生き物を句材にしたものが多く、親しみやすい句風は「一茶調」と呼ばれました。 一茶が生涯で残した数は約2万句にものぼるといわれていますが、その中からという句を紹介していきます。 「雪とけて村いっぱいの... 俳句仙人 長い雪の季節が終わって春がきた喜びに満ちた句です。子どもたちを温かく見守っている一茶の優しさも伝わってきます。
【NO.4】小林一茶
『 我ときて 遊べや親の ない雀 』
季語:雀の子(春)
意味:親からはぐれてしまった雀の子よ、こっちにきて同じく親のいない私と遊ぼうか。
【我と来て遊べや親のない雀】俳句の季語や意味・表現技法・作者など徹底解説!!2019.11.28 江戸時代の三大俳人にも数えられる「小林一茶」。 一茶の句はあどけない子供や雀・かえるといった小動物を題材にしたものが多く、親しみやすい独自の俳風は「一茶調」と呼ばれることもあります。 今回は、そんな一茶が残した数多くの俳句の中でも誰もが一度は聞いたことがあるという句を紹介していきます。 雀く... 俳句仙人 どれが季語かわかりにくいですが、「雀の子」が春の季語です。寂しさと優しさが詠まれた一茶らしい一句ですね。
【NO.5】河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)
『 赤い椿 白い椿と 落ちにけり 』
季語:椿(春)
意味:赤い椿が落ちている。次は白い椿が落ちている。なんとも対比がきれいなことだ。
【赤い椿白い椿と落ちにけり】俳句の季語や意味・解釈・作者「河東碧梧桐」など徹底解説!!2019.11.28 赤い椿白い椿と落ちにけり・・・。 こちら句を一度読めば、考え込まずとも赤と白の鮮やかな色彩が目に浮かぶ、印象的な俳句です。 国語の教科書にもくりかえし収録されていますので、目にしたことのある方も多いでしょう。 見して解釈に難しそうなところのない句ですが、なのです。 本記事では、『赤い椿... 俳句仙人 椿は冬ではなく春の季語です。花が落ちる姿を「不吉だ」と感じることもあれば「美しい」と表現されることもあります。この句の解釈も何通りかあるので、気になった方は調べてみてください。
【NO.6】松尾芭蕉
『 草の戸も 住み替はる代ぞ 雛の家 』
季語:雛(春)
意味:この草の庵も住み代わる時が来たようだ。雛人形の似合う女の子のいる家になる。
【草の戸も住み替はる代ぞ雛の家】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞・作者など徹底解説!!2021.6.30 五・七・五のわずか十七音に心情や風景を詠みこむ「俳句」。 詠み手の心情や背景に思いをはせて、いろいろと想像してみることも俳句の楽しみのひとつかもしれません。 今回は、有名俳句の一つという句を紹介していきます。 芭蕉庵=芭蕉は「おくのほそ道」の旅へ出発する前月、9年間住んだここの芭蕉庵を人に譲... 俳句仙人 この句は作者が『おくのほそ道』の旅に出る際に草庵を譲った時の一句です。新しい住人に女の子がいると知り、この句を贈っています。
【NO.7】高浜虚子
『 春風や 闘志いだきて 丘に立つ 』
季語:春風(春)
意味:春風が吹いている丘の上で闘志をふつふつと抱いて立っている。
【春風や闘志いだきて丘に立つ】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞・作者など徹底解説!!2019.12.3 俳句は昔から、気軽に始められる趣味の一つとして人気ですね。 気軽に始められることもあり、かつての作品を参考にされる方も大勢いらっしゃるかと思います。 そうして調べていく中で、有名な句であるを教科書や参考書・Web上など様々なところで目にします。 今日は関東で春一番が吹くかもしれないとのこ... 俳句仙人 春は始まりの季節。小説家から俳壇に戻った虚子の闘志を表しているようです。現代でもこれから新しい世界に飛び込む人の意気込みのようです。
【NO.8】高浜虚子
『 遠足の おくれて走りて つながりし 』
季語:遠足(春)
意味:遠足の子どもたちの一部が遅れていたけれど走って追いつきまた繋がって歩いている。
俳句仙人 小さな子がよく道端のあれこれによそ見をして前との距離が開いてしまう「あるある」な場面です。小走りに追いつく姿も可愛らしい1幕が魅力的です。
【NO.9】夏目漱石
『 菫ほどな 小さき人に 生まれたし 』
季語:菫(すみれ)(春)
意味:菫のような小さく美しく強い花のような人になりたいことだ。
【菫ほどな小さき人に生まれたし】俳句の季語や意味・解釈・表現技法・作者など徹底解説!!2019.12.25 明治を代表する文豪「夏目漱石」。 『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『こころ』など数々の文学作品を残していますが、実は愚陀仏(ぐだぶつ)という俳号を持ち、多くの俳句も詠んでいました。 今回は、漱石が詠んだ句の中でも特に有名なという句を紹介していきます。 庭の菫 菫ほどな小さき人に生まれたし 夏... 俳句仙人 この句を詠んだ漱石は当時悩み事があったのでしょうか。小さくも道端に健気に咲いている菫を見てこういう心境になったのでしょう。
【NO.10】細見綾子
『 チューリップ 喜びだけを 持っている 』
季語:チューリップ(春)
意味:チューリップはその包み込むような形の中に喜びを持っているように見えます。
【チューリップ喜びだけを持っている】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞・作者など徹底解説!!2022.2.4 俳句は、五七五という短い語句の中に、季節や感情を込めることができる日本の文学です。 俳句の季語や作者についての理解を深めると、より作品鑑賞を楽しむことができます。 今回は細見綾子が詠んだ、春の代表句ともいえるをご紹介します。 チューリップ 喜びだけを 持っている(細見綾子) …ほんとだね... 俳句仙人 チューリップの形は独特なのでいろんな表現ができそうです。
【NO.11】水原秋桜子
『 雛壇や 襖はらひて はるかより 』
季語:雛壇(春)
意味:立派な雛壇が見える。襖を取り払っているので遙か遠くから良く見えることだ。
【雛壇や襖はらひてはるかより】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞・作者など徹底解説!!2022.12.3 俳句は五・七・五の十七音で表現する、世界でも短い詩の1つです。 季節の自然や出来事を取り入れた季語を詠み込むことによって、多彩な表現と感情を表現できます。 今回は、水原秋桜子の有名な俳句の一つであるをご紹介します。 3月3日ひな祭り♪&妹のhappy birthday!雛壇おばあち... 俳句仙人 昔の日本家屋は襖を取り払うことで大広間にできました。この句で詠まれている雛壇は、遠くからでもよく見えるように大広間に設置されていたのでしょう。【NO.12】高野素十
『 野に出れば 人みなやさし 桃の花 』
季語:桃の花(春)
意味:野に出れば人はみんな優しかった桃の花の咲く国だ。
【野に出れば人みなやさし桃の花】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞・作者など徹底解説!!2021.10.24 世界一短い定型詩と言われる日本の文学・俳句。 俳句は五七五の十七音の中に季節や心情を表現でき、誰でも気軽に詠むことができます。また、有名な句を鑑賞することで、様々な表現方法やその句にこめられた背景を読み取ることができるのです。 今回は、高野素十の有名な句の一つという句をご紹介します。 ... 俳句仙人 この句は作者がドイツにいた頃に作られたものです。そのため、「野」や「人」、「桃の花」はみなドイツの人や物になります。【NO.13】中村汀女
『 外にも出よ 触るるばかりに 春の月 』
季語:春の月(春)
意味:外に出てご覧なさい。触れるように見事な春の月が出ている。
【外にも出よ触るるばかりに春の月】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!!2019.12.17 古来より受け継がれてきた伝統文芸の一つである「俳句」。 俳句と聞けば、高尚で難解なイメージがあり、老人が楽しむ趣味と敬遠する方もいらっしゃるでしょう。 名句と呼ばれる中にも、身のまわりにある風物をわかりやすい表現で詠んだ名句が数多く残されています。 今回はそんな名句の中でもという中村汀女の句... 俳句仙人 空を見上げた時に見えた月の見事さに、誰かに見せたいという興奮が伝わってくる句です。周りの人に「外にも出よ」と呼びかけています。【NO.14】星野立子
『 誰もみな コーヒーが好き 花曇 』
季語:花曇(春)
意味:誰もがみなコーヒーが好きな花曇りの日だ。
【誰もみなコーヒーが好き花曇】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞・作者など徹底解説!!2020.1.13 日本には、近現代になって詠まれた作品が数多くあります。 それらの作品の中には、何気ない日常をテーマにした俳句も多いです。 今回はそんな何気ない日常を詠んだ句の一つという星野立子の句を紹介していきます。 おはようございます。 Mr. Coffee Beenだよ。 It’s the coffee... 俳句仙人 曇りの日はどこか気分も沈みますが、そういう日こそコーヒーが美味しいと感じる人もいるでしょう。室内でゆっくりとコーヒーを楽しむ様子が浮かんできます。【NO.15】坪内稔典
『 三月の 甘納豆の うふふふふ 』
季語:三月(春)
意味:3月に食べる甘納豆は笑みがこぼれるくらい美味しい。
【三月の甘納豆のうふふふふ】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞・作者など徹底解説!!2020.1.8 俳句は難解で高尚な趣味…と敬遠されがちですが、実はとても身近で、誰もが簡単に始めることのできる文芸です。 俳句は、日常の情景や事柄、人々の感情と連動していますので、身の回りのことは全て俳句に詠むことができるといっても過言ではありません。 今回は、現代俳句の第一人者として有名な坪内稔典の作、... 俳句仙人 この句は作者が甘納豆をお題に連作した句の1つです。「うふふふふ」という笑う表現を直接入れているのがユニークな一句になっています。
中学生向け!「春の季語」を含む俳句作品集【15選】
ここまでは、春の俳句の中でも特に有名な句をご紹介してきました。
「やっぱり俳句はむずかしいなあ…」「こんなに上手に俳句を詠めるのかな…」と思った方もいるのではないでしょうか?
しかし、不安にならなくても大丈夫。俳句には色々な種類があり、さまざまな人が俳句を詠んで楽しんでいるんです!
ここからは、一般の方が詠んだ俳句作品をご紹介します。
リス先生 中学生たちが詠んだオリジナルの俳句を紹介していくよ!桜の題材が多いよ!
【No.1】
『 咲くもよし 散るも美し 桜かな 』
季語:桜(春)
意味:咲いても散っても美しい桜だ。
俳句仙人 本当にその通りですね。咲き始めから散った後の花びら絨毯まで楽しませてくれる桜は春の代表花です。
【No.2】
『 夜桜の 静まり返る 星の数 』
季語:夜桜(春)
意味:満天の星空の下、夜桜が静かにキレイに咲いている。
俳句仙人 キレイな夜桜を楽しんだ後に、ふと見上げたら満天の星が瞬いていたという視線の動きが感じられます。
【No.3】
『 夢語る まぶしい君に さくら咲く 』
季語:さくら(春)
意味:夢を語っていた君はまぶしいくらいに輝いていたよ。桜が咲い(合格し)てよかったね。
俳句仙人 夢に向かってもっと輝いて欲しいですね。お祝いの気持ちが溢れています。
【No.4】
『 ひらひらと 桜舞い散る 春の音 』
季語:桜・春の音(春)
意味:ひらひらと舞い落ちてくる桜の花びらから春の音が聞こえそうだ。
俳句仙人 花びらが散る音は本当は聞こえませんが、その景色を見ているだけで春の音が聞こえそうだという気持ちが伝わってきます。
【No.5】
『 親友と 涙で笑う 卒業式 』
季語:卒業式(春)
意味:親友と卒業式でこれで同じ学校でいられるのは最後だと泣きながら笑った。
俳句仙人 卒業式に泣いている友人に「なんで泣くのー」と笑いながら叩いて自分も泣いているような姿が目に浮かんできます。
【No.6】
『 新学期 派手さと地味さが 同じ部屋 』
季語:新学期(春)
意味:新学期に教室に入ると派手な人と地味な人がいた。
俳句仙人 新学期あるあるですね。同級生にもいろんなタイプがおるからどんな人と一緒になるのか初日に教室に入るのはドキドキです。
【No.7】
『 春の風 運ばないでね アレルゲン 』
季語:春の風(春)
意味:飛び始めるアレルゲン(花粉)をどうか運んでこないでね春の風よ。
俳句仙人 花粉アレルギーの方にとっては切実な願いです。春の風よどうぞお願いします。
【No.8】
『 登校中 パンの香りや 春の風 』
季語:春の風(春)
意味:登校していたらどこからともなく春の風がパンの香りを運んできた。
俳句仙人 春なので初めて通る通学路なのでしょうか。パン屋さんが近くにあることを春風が教えてくれたのでしょう。寄り道しちゃいそうです。
【No.9】
『 うららかな 日差しに授業 夢の中 』
季語:うららか(春)
意味:春のうららかな日差しが気持ちよくて授業中にうたた寝をしてしまった。
俳句仙人 特に窓際の席はこの心地よさに睡魔が襲ってくるので危険ですね。先生の春雷が落ちる前に起きましょう。
【No.10】
『 かざぐるま 君への想い 空回り 』
季語:かざぐるま(春)
意味:君への思いがかざぐるまのように空回りしている春だ。
俳句仙人 切ないですね…。空回りして気持ちが噛み合っていないと感じているのでしょう。なんとか時計の歯車のようにしっかり噛み合いますように。
【No.11】
『 浮雲も 陽射も風も 春の色 』
季語:春(春)
意味:あの浮いている雲も、陽射しも風も、みな春の色だ。
俳句仙人 春の色と言われると桜のピンク色や菜の花とたんぽぽの黄色を連想しますが、ここでは色のないものに春の色を見出しています。春の穏やかな気候が景色に色を付けたようです。【No.12】
『 春雨や 草木の呼吸 聴きながら 』
季語:春雨(春)
意味:春雨が降っている。草木の呼吸を聴きながらじっと耳をすませている。
俳句仙人 雨が降り、草木が恵みの雨に喜んでいる様子を詠んだ句です。どのような音を「草木の呼吸」と感じたのでしょうか。【No.13】
『 雲居より 生まれし花か 花ぐもり 』
季語:花ぐもり(春)
意味:雲の間から生まれた花なのか、花曇りの日だ。
俳句仙人 「雲居」とは雲の隙間のことです。花曇りの日は曇り空と桜の花が同じような色になるため、まるで雲の隙間から生まれた花のように見えています。【No.14】
『 葉を食べる 食べない派あり 桜餅 』
季語:桜餅(春)
意味:葉を食べる派、食べない派がある桜餅だ。
俳句仙人 皆さんは桜餅の葉っぱを食べますか?地域や家庭によって食べるかどうかが変わってきます。自分はどう食べているか、他人にどのように思われているのか気になりますよね。【No.15】
『 白猫も 赤猫になり 夕桜 』
季語:夕桜(春)
意味:白猫も夕日の赤で赤い猫になり、桜も赤く染まっている。
俳句仙人 夕方の色々なものが赤く見える時間帯を詠んだ句です。白猫が赤に、薄ピンクの桜も赤に見えています。
以上、中学生向け春の季語を使ったおすすめ俳句集でした!
俳句仙人 春は卒業式の別れの寂しさを過ぎると入学式、新学期の出会いのドキドキワクワク感、花が咲く喜び、新緑の爽快感など、全体的に明るい句が作りやすい季節です。 リス先生 ぜひ、みんなの春めいた気持ちや発見を俳句にして詠んでみてね!