加水分解のベタベタは除去できる!その方法と手順を解説!
お気に入りのランタンケースやレインウェア、リュック、シューズのソール部分がなんだかベタつくと感じたことはありませんか。 それは、もしかすると「加水分解」が原因かもしれません。 キャンプ用品は外で使うことが多いため、湿気や温度変化の影響を受けやすく、加水分解が起こりやすいのです。 この記事では、ベタベタする原因の解説と、自宅でできる簡単な除去方法を紹介します。 (出典)photoAC Text ムスカリ ムスカリさん アウトドアライター 経験ゼロスタートの2児の母キャンパー。アウトドアブログ“ブッシュクラフトLIFEWORK”を運営する傍ら、アウトドアインストラクターのアシスタントとしても活動中。アウトドアで人生が変わる!をモットーに子どもと一緒にファミリーキャンプ&ブッシュクラフトキャンプを満喫。焚き火とキャンプ飯、そしてモノづくりが好きで、アウトドアグッズを商品化するのが夢。 著者ページへCONTENTS
- 加水分解でベタベタになるのはなぜ?
- 加水分解のベタベタを除去する方法
- 加水分解を放置するデメリット
- 悩みの加水分解のベタベタは除去できる!
加水分解でベタベタになるのはなぜ?
参考記事「加水分解は対策が重要!方法や加水分解後の対策も」 加水分解とは?加水分解とは、プラスチックや合成皮革などの素材が「水分と反応して分解される現象」です。
その現象でとくに多いのが「ポリウレタン(PU)」という素材。ポリウレタンは、防水性や伸縮性が高く、アウトドア用品や登山用品によく使われています。
しかしこのポリウレタンは、水分に弱いという弱点があります。湿気を吸うことで分子が分解され、表面が溶けるようにベタついてしまいます。
ベタベタになる理由キャンプギアや衣類を長期間収納していると、空気中の水分を吸って加水分解が進みます。
さらに、高温多湿な場所に置いておくと劣化が早まります。つまり、使っていなくても時間が経つと自然にベタベタになってしまうのです。
残念ながらポリウレタンが使われている用品の加水分解は避けられないので、メンテナンスが大事になってきます。
加水分解のベタベタを除去する方法
参考記事「靴にもエイジングケア!レザーブーツのお手軽メンテナンス」加水分解は完全に「修復」することはできませんが、表面のベタつきを落として、再び使えるようにすることは可能です。お気に入りのウェアや用品を長く使うために覚えておくと便利な、家庭にあるものでできる6つの方法を紹介します。
重曹と水を使う 重曹があるとお掃除にも役立ちます!重曹はアルカリ性で、劣化したポリウレタンのコーティングを優しく剥がしてくれる効果があります。またベタつきも分解してくれる優れものです。
素材へのダメージが少なく、100均でも購入できるので、まず最初に試すのにおすすめです。
手順- ボウルにぬるま湯200mlと重曹大さじ1を混ぜる。
- 柔らかい布を浸して軽く絞る。
- ベタつく部分をやさしく拭く。
- 水拭きして重曹を落とし、しっかり乾かす。
強くこすると素材が剥がれることがあるので注意しましょう。
大きな容器に水と重曹を入れ、1時間程度つけてから、しっかりと水洗いする方法でもできます。つけすぎると生地を傷めるので気をつけてください。
防水のコーティングをとってしまうことになるので、防水スプレーなどで、防水性を持たせてあげるといいでしょう。
お酢と水を使う 家で使っているものでOK!お酢の酸性成分が、加水分解で出たベタベタを中和してくれます。ベタベタが出始めのものはこちらがおすすめです。
手順- お酢1:水1の割合で混ぜる。
- 布を浸して軽く絞り、ベタつきを拭き取る。
- 水拭きしてから、陰干しで乾燥させる。
お酢のにおいは乾くと自然に消えます。
洗濯洗剤を使う衣類や布製カバーなど、丸洗いできるものにおすすめの方法です。
手順- ぬるま湯に洗濯洗剤を溶かす。
- ベタベタの部分を浸け置きする(10分ほど)。
- 軽くブラシでこすって洗い流す。
- しっかり乾燥させる。
ドラム式よりも、手洗いか縦型洗濯機で優しく洗うのがおすすめです。
消しゴムを使う 先が黒くなっていたら、白くしてから使ってみて!意外と効果的なのが、消しゴムを使う方法。ベタベタが軽いときや、狭い部分の汚れに向いています。
手順- 普通の白い消しゴムを使う。
- ベタつく部分を優しくこする。
- 出てきたカスを乾いた布で拭き取る。
無理に力を入れると、素材を痛めるので、少しずつ試してみてください。
キッチンハイターを使う 泡タイプでも液体タイプでも大丈夫!加水分解が進んでベタベタが強い場合は、酸素系漂白剤(キッチンハイターなど)を薄めて使います。キッチンハイターはアルカリ性なので、酸性の汚れを中和してくれます。
ただし、色落ちや素材ダメージのリスクがあるため、目立たない部分でテストしてから使いましょう。
手順- ハイターを水で10倍に薄める。
- 布に染み込ませて、軽く拭く。
- 水拭きでしっかり拭き取る。
- 風通しのよい場所で乾燥させる。
手袋をして、窓を開けるか、屋外で作業すると安心です。キッチン泡ハイターがあれば、直接吹きかけ使用することも可能です。
無水エタノールを使う ドラッグストアで購入できます。ベタつきを一気に落としたいときは、無水エタノールが有効です。無水エタノールは高純度のアルコール。ただし、素材によっては表面が溶けることもあるため注意しましょう。
手順- 無水エタノールを布に少量つける。
- ベタつく部分を軽く拭き取る。
- 完全に乾くまで放置する。
揮発性が高いので、屋外や風通しのいい場所で行いましょう。また火のそばで作業しないように気をつけてください。
加水分解を放置するデメリット
ベタベタを放置すると、劣化がどんどん進みます。時間がたつと素材がボロボロになり、ひび割れたり、粉のように剥がれたりします。お気に入りのウェアのシームテープが、ピラピラと取れてきて、悲しい気持ちにも。
さらに、カビや異臭の原因にもなるため、放置はおすすめできません。お気に入りのキャンプギアを少しでも長く使うためにも、早めのお手入れが大切です。
悩みの加水分解のベタベタは除去できる!
「もうダメかな・・・」と思っても、あきらめないで!まずは、上記方法を試してみましょう。紹介した方法を試せば、ベタベタをかなり軽減できます。
今後は、高温多湿を避け、風通しのいい場所で保管しましょう。使ったあとはしっかり乾かしてから収納するのも大切なポイントです。
お気に入りのギアを長く使い続けるために、定期的なお手入れを取り入れてみてください。
ムスカリさん
アウトドアライター
経験ゼロスタートの2児の母キャンパー。アウトドアブログ“ブッシュクラフトLIFEWORK”を運営する傍ら、アウトドアインストラクターのアシスタントとしても活動中。アウトドアで人生が変わる!をモットーに子どもと一緒にファミリーキャンプ&ブッシュクラフトキャンプを満喫。焚き火とキャンプ飯、そしてモノづくりが好きで、アウトドアグッズを商品化するのが夢。
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